2009年01月04日

不況期に何をするか

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
昨年後半は、私も本業で大忙しでした。多くの企業が、非正規社員の契約解除、採用内定の取消、正社員リストラ、採用計画の見直し、といった組織のダウンサイジングへの取り組みをせざるを得ませんでした。

企業の社員は、新たな可能性を求めて転職するよりも、今の会社にどうやってしがみつくか、
学生は、新たな可能性を求める成長企業よりも、潰れない安定企業にどうやって入るか、
という視点で、自分のキャリアを考えるようになるでしょう。

それは仕方ないことですが、もう少し視点を変えてみましょう。

不景気は常にチャンスです。
そう考えるべきです。

いま、多くの企業がダウンサイジングをしています。
端的に言えば、人を減らして、自分達の企業の売上、付加価値に対応したサイズまで、組織を小さくします。
それはリストラという悲しい一面をもちながらも、私たちにとって決して災難ではありません。

組織がムダを省き、贅肉をそぎ落とした状態であれば、景気が上向いた時に、採用をはじめやすくなります。

かつて、景気が上向いても、「団塊の世代が多くいるので、それが退職するまで、若い人を増やせない」という状態がありました。
次に景気が回復すれば、その心配はなく、当時よりも売上の拡大にあわせて人を採用しやすくなります。
今後の景気次第ですが、数年前の景気回復とは大きな違いだと実感しています。
そして、誰が見ても「あまり働いていない人」がたくさんいて、若い人を増やせない状態よりは、よほど健全だと思います。

みなさんご自身も生活レベルで、そうやっているでしょう。
収入が減ったら、外食を減らし、携帯電話の料金プランを見直し、家賃の安い場所に引越し、タクシーの利用を減らし、家の中の売れるものは売ってしまいます。
そうして、ムダを省いた暮らしを続けるなかで、収入がもし増えたときに、十分に吟味して、本当に必要なものを買うことができるはずです。
収入が高くてもムダだらけの生活のなかでは買えなかったものを買うことができるはずです。

組織は生きものです。定期的な新陳代謝が必要です。新陳代謝を繰り返して、不要なものを削り、必要なものを取り入れる。
景気が良かろうが悪かろうが社員の雇用を守り続けるのが社会的責任だ、という感情的な議論は、残念ですが現実的ではありません。

景気は循環します。もちろんいつ景気が上向くか誰もわかりません。
そして、過去のどんな不況の時も、いつ景気がよくなるのか知っていた人はいません。

景気の下降局面で、したたかに実力をつけて、いずれ景気が上向いた時に必要とされる人材になっているのか、
それとも、会社にしがみつくこと、安定した会社に入ることに熱心になりすぎて、
景気が上向き、新しい競争が始まったときに、使えない人材になっているのか、

簡単なことではありませんが、バブル期の「真面目にやらなくても同期で給料が一緒」という時代より、健全な時代ではないかと思っています。
今年も、皆さんの就職・転職を当ブログで応援していきたいと思っています。
よろしくお願いします。
posted by career2.0 at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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