2006年01月15日

「相手のある話」

ビジネスの現場で、よく使われる言い回しに、
「相手のある話だから」
というのがあります。

例えば
「この間の提案はうまくいったけど、相手のある話だから、最終的な結果はわからない」
というような使い方です。

当たり前の話、基本的な話ですよね。

ビジネスは、顧客、取引先、株主、社内では上司、部下など、いろんな「相手」を納得させながら、進めていかなければいけません。
いくら自分がよいと思ったことでも、相手がそれどころじゃなく忙しかったりするわけです。
つまり相手には相手の事情がある、自分が思ったとおりには進まないということです。

それでもよく使われると言うことは、その基本を現場の人でも時々忘れてしまうということです。

私によく頂く質問で、多いのは「相手のある話」だということを忘れた質問です。

例えば、

「転職には○○という資格は有利ですか?」
「就職には人間性よりもやはり体育会が有利というのは本当ですか?」
「今より給料の高い仕事につきたいのですが、何をすればいいのでしょうか?」
「自分は押しが強いほうではないし、話すのが得意ではないのですが、就職できますか」
というような質問です。

じつは全て、答えようがない質問です。

まずは「どんな業種、どんな会社、どんな職種につきたいのか?」
という目指す仕事がはっきりした上で、その相手に合わせて、
必要な「資格、経歴、能力、人間性」などを判断していくのです。

就職、転職は「相手のある話」です。

相手が決まっていないのであれば、有利も不利も、受かるも受からないも、何も判断ができないのです。

何より問題は、相手によって全く求められるものが変わるのに、就職や転職に対して、普遍的に有利な(つまりどこにでも有利な)資格やスキルがあるのでは、という幻想です。

「MBAを持った板前のつくる料理は、高卒の板前のつくる料理より美味しいですか?」

もちろん無意味な比較です。
「極端な例だ」と思っているかもしれません。

でも、転職活動の現場でも、同じようなことが起こっています。
ある職種で重要な資格が、隣の部署では全く意味のないものだったりします。

本気で注意しないと「大工になりたいのに簿記の勉強をしている」というようなことが、あなたの身にも起こっているかもしれません。

自分が何を目標としているか、正確に知りましょう。
就職活動は、さすがにイメージがわきづらいかもしれませんが、転職活動では必ず必要な作業です。

時間も限られています。
目標に向かって最短距離で進む能力が、転職活動では求められています。
posted by career2.0 at 02:03| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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