2007年09月12日

面接で緊張してしまう人へ

Q.就職活動中の大学生です。
面接では、どうしても緊張してしまい、きちんと考えて話すことができません。
あとから振り返ると、言うことを間違えたり、もっと言うべきことがたくさんあったり、
毎回後悔しています。
緊張しないで済む方法はありませんか?


A.面接ひとつで自分の人生が変わってしまいますから、とうぜん緊張するでしょう。
もし緊張しない人がいれば教えてもらいたいものです。
私は今でも面接官のとき、緊張して声が裏返ってしまいます。

緊張しない人はいません。あなたは当然の反応をしているだけです。
あなただけではなく、同じように周囲の人も緊張しているのですから、
まずは条件は同じだと思ってください。

ただ、少しだけでも緊張をほぐすことができれば、気分は大きく違いますよね。

面接は、スポーツや楽器の演奏だと思ってください。

個人差はありますが、誰でも、
「たくさん練習したらしただけ、落ち着いて、ミスしなくなる」ということだけは、まぎれもない真実です。

その前提で、役に立つかわかりませんが、3つ、アドバイスをさせてもらいます。


1.とにかく面接をたくさんやる。

「慣れる」以外に、緊張をほぐす決定的な方法はありません。
慣れるためには、たくさん経験するしかありません。

そのためには、たくさん企業を受ける。
いきたいと思っている企業が、10社あれば、最低でも30社は受けましょう。


企業側にとっては、志望していないのに練習台として受けられるのは不本意ですが、
学生側から言えば、絶対に必要な経験です。

最初の面接から、言いたいことをスラスラ言える学生さんはいません。
どれだけ「話し上手」と言われる人でも、それだけは真実です。

その意味で、むしろ「話すのが上手だ」と自信を持っている学生さんのほうが、心配です。

誰でも、何度目かで、「なんとなく、話せるようになってきた」という感覚がでてきます。

だから、第一志望の企業は、できるだけ最後のほうに面接するようにしましょう。

そうはいっても、志望している企業の採用スケジュールが早い、
という場合は、志望していない他業種でもどこでもいいから、事前に面接を受けましょう。


その会社に、入る気がなくても、面接の経験は貴重です。
志望動機などは、平凡なものでかまいませんので、
きちんと面接の場でうまく話せるようにするためには、練習として必須の経験です。

面接を受けるのはタダです。
(交通費や履歴書の郵送代がいるかもしれませんが)

タダで、面接を経験できるのですから、こんなにお得な授業はありません。

プロの役者が、映画のワンカットのために、何時間練習しているか?
プロのスポーツ選手が、一瞬のプレーのために、何年練習しているか?


そう考えると、練習していなければ、「緊張する」「ミスしてしまう」のは当然です。

才能や性格の問題にするのではなく、練習の量の問題なのです。


2.面接に代わるもの

部活もゼミもバイトもあり、時間は無限にあるわけではありません。

スケジュールの関係で、たくさん企業をうけるわけにはいかない、
という場合は空いた時間で、できるだけたくさんそれに近い経験をしましょう。

●模擬面接

これが一番いいですね。私もよく依頼されて面接官役をやります。
このブログの読者の方とも、たくさん模擬面接やカウンセリングをやりました。

学校の就職課でも、やっていますよね。
そういうことをやってくれる人がいれば、ぜひ頼んでみましょう。

そして、必ず「なにがよかったか?」「何がよくないか?」「姿勢・表情はよかったか?」
とフィードバックを求めましょう。


他人の視点で見てもらうことが重要です。
自分でいくら鏡をみても、見ているのは自分です。
あなたを評価するのは他人です。



●OB訪問

学生生活をするなかで、「社会人と話をする」という経験じたいが、そもそも少ないですよね。

スーツを着た中年の人と話をするだけでも緊張するものです。

だから、まずはできるだけたくさん社会人と話しましょう。

OB訪問は、基本的には親しい先輩からはじめるべきですが、
「面接慣れ」するためには、あまり親しくない人とも多く話すことがいいでしょう。

親しい先輩に、「色々仕事について聞ける人を紹介してください」といえば、たいてい紹介してくれます。

知らない社会人と話すことで、緊張することに慣れましょう。
その緊張のなかでも、自分の考えをはっきり相手に伝える経験を積みましょう。



3.記録をとれ

とにかく就職活動中はメモ・記録をとりましょう。

いきなり慣れないことをはじめるわけですから、また、いくつかの企業の就職活動を同時並行で進めるわけですから、頭の中が整理できないのは当然です。

記憶に頼らず、文字にすることで、
あとから正確に振り返り、反省できます。

反省することで改善・成長し、自信がうまれます。
緊張をほぐすためには、自分を知ると生まれる、自信が必要なのです。

反省のないところに、成長はないし、自信もうまれません。



以前、「就職活動ノートをつくろう」、と書きました。

記憶は少しずつ消えていきますし、嘘をつきます。

正確に思い出すために、面接のたびに記録しましょう。

1「どんな質問に」
2「どう答えたか」


の2つだけでかまいません。

時間がたつと、だいたいの内容は覚えていますが、どんな表現をしたか、覚えていないものです。

面接では、内容だけではなく、どういう言葉・文書でそれを言ったのかも重要です。

記録がなければ、振り返って反省し、改善することができません。
やりっぱなしではなく、記録する。

会社に入ったあとでも、とても重要な習慣です。


以上、色々と書きました。
緊張をうまくコントロールする方法は、根本的にはありません。

新人のデビュー戦で活躍するスポーツ選手がいますよね。
才能や性格が天才的だから、デビューから活躍できるのでしょうか?

彼らは、学生時代から数多くの試合を経験し、失敗を重ね、反省し、気が遠くなるほど練習を繰り返し、自信をつけてきたからこそ、現在は緊張をコントロールできているのです。

そこには緊張をコントロールする方法論があるのではなく、まずは「経験した量」がモノをいうのです。


就職活動においては、あなたはそのスポーツ選手のデビューと同じです。
才能とか、性格のせいにするのは、現実逃避です。

実践→反省→練習→実践

このサイクルをどれだけ多く繰り返したかが、問われています。
どんな人でも、このサイクルは回せますし、その結果、かならず成長します。

毎回、反省をすれば、量がかならず質を生むということです。

面接はやればやるほど、緊張が自信にかわっていくのは、面白いものです。

30回ほど面接をすれば、ほとんどの人は、最初の面接の2倍は上手になっています。

要は、就職活動の早い段階で、30回、やるかどうかなのです。

家で1人で自己分析を繰り返すのではなく、外で、人と会いましょう。
就職活動は、実践の中でしか見えないものが多くあります。


楽しみながら、自信をつけていきましょう。
posted by career2.0 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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