2009年02月16日

[面接戦略2] 4つのコアメッセージで面接準備

就職活動の面接での質問には、いくつかのパターンがあります。
本屋にある「質問集」のような本は、何百という質問を載せていますが、根本的には以下の4つについて質問しているだけです。
1.人柄・性格
2.学生時代の経験
3.志望
4.その他一般教養

したがって、たくさんの質問にたくさんの回答を考えるというよりも、上の4つについて核となる内容(コアメッセージ)を用意しておき、質問の言葉に合わせて回答を変化させる、という応用のしかたを身につけるべきでしょう。
そのほうが、圧倒的に能率のよい練習になります。

例えば、「あなたの性格は?」「あなたの長所は?」「あなたの欠点は?」「あなたを動物にたとえると?」という質問は、結局は同じことを聞いているわけです。
それぞれに対して別の答えを用意していては、本番で対応できません。
例えば「粘り強い」というあなたの特徴があるのなら、それをコアメッセージとして、性格は「粘り強い」、長所は「あきらめない」、短所は「頑固に一つのことをし続けてしまう」、動物は、アリでも像でもラクダでもいいでしょう(粘り強いということが言えれば)

コアメッセージがしっかりしていれば回答に一貫性があります。
(性格は「粘り強い」、欠点は「短気」、という回答は、一貫性がないと判断されます)

つまり、面接準備は面接本の何百という質問に対して一つ一つ台本を書いて覚えるのではなく(そんなにたくさんの台本を覚えられませんし、緊張して忘れるだけです)、
1.自分の性格について/ 2.学生生活/ 3.将来の希望/ 4.社会に対して思うこと
この4つについて、コアメッセージを一つ作っておくこと、
そして、それを質問に合わせて応用することです。


一応、その4分類について、質問のパターンを以下に示します。
その核となるメッセージを、各質問に合わせて回答できるよう、練習してください。

■1.自分自身について
・簡単に自己紹介をしてもらえますか?
・自分の長所を教えてください
・自分の短所/欠点を教えてください
・尊敬する人物を教えてください
・自分の性格を教えてください
・趣味を教えてください
・特技を教えてください
・将来の夢、人生の目標を教えて下さい
・友人や先輩後輩とはどのような付き合いをしますか?
・友人はあなたのことをどういう人だと言いますか?

■2.学生時代について
・学生時代に、力を入れたことを教えてください
・問題やトラブルを解決した経験について教えてください
・専攻/ゼミ/卒論はなんでしたか
・興味を持った授業はありましたか?
・どんなアルバイトをしましたか?

■3.志望動機、企業選び、将来のキャリアについて
・なぜ、当社を志望されたのですか?
・あなたが企業に求めるものは何ですか?
・当社の製品/サービスを利用されたことはありますか?またどう思いましたか?
・この会社に入ってやりたいこと/どんなキャリアを描いているか、教えてください
・他にどのような企業を回っていますか?
・同業他社と当社の違いは何だと思いますか?
・当社にこれから必要なものは何だと思いますか?
・あなたにとって仕事とは何ですか?

■4.一般教養
・どんな新聞・雑誌を読んでいますか?
・最近気になったニュースはありますか?
・最近読んで面白かった本/記事はありますか?
・尊敬する人物、注目している人物を教えてください。



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2009年02月13日

就活の面接戦略 〜模範回答は存在しない

〜と聞かれた場合、どう回答するのがいいですか?
そんな質問を非常に多く頂きます。まず、質問そのものに大きな問題があると思います。

ここで私は「人それぞれ、個性もそれぞれだから、自分らしい回答が一番ですよ」と、甘えたことを言いたいわけではありません。

私が言いたいのは「状況によって有効な回答は異なる」という、シンプルな、しかしとても重要な原則です。

例えば「あなたの長所は?」と聞かれて、「勤勉実直なことです」と答えたとしても、
状況によっては「いい回答」、状況によっては「ダメな回答」になります。

なぜなら、面接において、最も有効な回答を考えるときに、以下の4つの情報が必要だからです。
本人   1.あなたの書類上の価値(あなたの学歴・職歴・資格)
      2.あなたの第一印象

相手   3.企業の文化(業種、規模、応募職種)
      4.面接相手(役職、年齢、性格)

シンプルな例を挙げましょう。
東大生が「机に座って勉強するよりも、人と話すほうが好きです」と言った場合と、
同じことを3流大学の学生が言った場合、大きく印象は違いますよね?
東大生が言ったなら、「勉強はできるけど、頭でっかちにならずに、人とのコミュニケーションを好む」と好意的に捉えられます。
3流大学生が言ったなら、「真面目に集中して勉強することができない人」という評価になる可能性があります。

「"信念を貫き、人と違う道を行く"ことをモットーとしています」と言いたかったとしても、
相手がマスコミやアパレルの企画職なのか、銀行や官公庁なのか考えずに言っても、いい結果は生まないでしょう。

「Web上でコミュニティをつくって情報収集することが得意」というPRは、
言う相手が、IT企業の若手社員と製造業の50歳人事部長とでは、伝わり方が異なります。

全く同じことを言っても、上に示した4つの状況によっては、結果は大きく異なります。

「これが模範解答」と示しているような本や雑誌は多いですが、
上記の4ファクターによって、「有効な回答」は180度変わります。


では4つのファクターをシンプルに分類してみましょう。
実際はもう少し細かく分類するのですが、ここではわかりやすく3〜4つにわけます。

1−A:東大、京大、一橋、東工大、早慶クラス
   B:地方国立上位、MRACHクラス
   C:それ以下
   D:海外大学

2−A:スポーツ系、明るい
   B:知的な印象、冷静
   C:暗い、話し下手

3−A:金融、官公庁、製造業、小売業等
   B:マスコミ、アパレル、デザイン等
   C:その他中堅中小企業等
   D:ベンチャー企業、営業系企業

4−A:若手社員
   B:管理職
   C:役員


例えば、1−C×2−Cであれば、優等生的な回答をしてはいけません。
本人が既に不利なのですから、人と違う回答で逆転しなければなりません。
相手が3−D×4−Cであれば、起業家的視点をふまえて回答するべきでしょう。

いずれにせよ、上記の4ファクターを考えなければ、有効な回答はわかりません。
面接が上手な人は、面接でこういう判断ができる人です。
とっさに判断ができなくても、自分のキャラクターが有効だと思える企業や人のタイプを知っている人です。

自己分析と企業分析は、最終的には「一番有効な面接戦略」を考えるために行うものだと思います。「自己分析をした」「企業について調べた」で終わり、という人が多くいますが、そこから面接につなげられなければ、何のための分析なのでしょうか。
目的のない分析は時間のムダです。まずは行きたい企業を決め、そこに合わせて自己分析をしてみる、という逆転の発想が必要でしょう。


posted by career2.0 at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月05日

社会人は忙しいからお礼するべきでない?〜お礼の原則

学生の方から社会人は忙しいからお礼メールなどは出さないほうがいいのでしょうか?」 という質問をよく頂きます。

最初びっくりしましたが、よく質問いただくので、そのように学生さんに教える誰かがいるんでしょう。おそらくそう教える人は、他人にお礼をしない人なんでしょう。

断言しますが、就職、転職活動において(ビジネスの現場においても)
 「相手が忙しいからお礼しないほうがいい」という論理が成立する場面は、ない
と考えてください。

例えばあなたに、とても多忙に働いている先輩がいて、その先輩からプレゼントをもらったとします。
あなたは、「忙しそうだから」といってお礼しないことはありますか?

たしかにお礼のハガキやメールを送ると、忙しい先輩に数十秒の時間を取らせることになります。
では、その数十秒を「忙しいだろうから」遠慮して、「お礼しない」ことが正しいマナーだと思えますか?

学生であっても、バイト、サークル、ゼミや就職活動が重なり、忙しい時期があるとおもいます。
そのとき、先日ノートを貸した友人からお礼のメールが来ると「忙しいのに迷惑だな」と思いますか?
お礼もなく「忙しいと思ってあえてお礼はしなかった」と言われたほうが不愉快ではないですか?
そもそも、その説明がないと「礼もしない無礼なやつ」と思いませんか?

「お礼をしても効果がない」「送っても忙しいから読まない」という人がいるのは理解できます。たぶんその話を「お礼しないほうがいい」と多くの人が誤った方向に解釈しているのでしょう。

たしかに、お礼がきたからといって、すぐに評価を上げる会社、人事担当者はいないでしょう。読まれないこともあるかもしれません。
ただ、全ての会社、担当者がそうだと言いきれるはずはありません。

かなり評価が拮抗していて、甲乙つけがたい二人の中から一人を選ぶ場合、片方から、そのつどマメにお礼のメールをもらっていたとすれば、評価が変わるかもしれませんよね。
例えば営業関係の職種であれば、そういうマメさが評価につながることも想像ができます。
私も日常、きちんとお礼をくれる人は一緒に働いていて気持ちがいいですし、仕事が出来るという印象を持ちます。評価が下がることはありません。

お礼について箇条書きにしてみます。

 ■お礼の原則
 
1.お礼をしても効果がないことはあっても、損をすることはない
2.忙しくても、お礼をもらって不愉快に思う人はいない
3.時間に余裕があれば、お礼はするべきである
4.ただし、就職活動では全てに優先させてやることではない
5.時間をかけることでもない。短くていい
6.お礼は短くても、早く送ること。当日や翌日がいい
7.すぐに一言お礼ができる。これはどこにいっても役立つ習慣になる
8.大事な場面でお礼をしなかったことによる損害は、はかり知れない

ここで何度か言ってきましたが、相手は友だちや家族ではありません。
感謝の気持ちは、表現しなければ絶対に伝わりません。黙っていると「何も考えていない」と思われるのが、会社組織です。マメな人はビジネスでもプライベートでもモテます。

もちろん天才的な才能をもった人は、お礼などしなくても生きていけるでしょう。

世の中の98%の普通の人にとって、「マメにお礼をする習慣」は、どんな業界でも、どんな職種でも、かならず役に立つ習慣です。

とても重要な習慣なのですが、意外と難しくて、社会人は苦労しています。私もお礼を忘れて後悔することが時々あります。
お礼はしなきゃと思っていても、忙しくて後回しになって、そのうちタイミングを逃してしまったり、忘れてしまったり、、、と、完璧にできる人はなかなかいません。

社会人になったときに、お礼をすることを恐れるのではなく、お礼という習慣を身につけたほうが、はるかに今後の人生にプラスになることは断言できます。
posted by career2.0 at 18:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月15日

面接準備の誤解 〜 説得力について

面接の準備といえば、たいていの人が「できるだけ多くの想定質問に対して、説得力のある回答を用意しておくこと」というイメージを持っていると思います。
面接の前日まで、想定質問とその答えをノートに書き、より洗練された文章に直していく。そんな準備に時間をかけている人がいますが、大きな誤解があると思います。

「少しでも説得力のある内容を考えたい」という気持ちは理解できますが、まず知っておくべきは、「説得力」は「話す内容」だけから生まれるものではない、ということです。


面接は、あなた自身を表現して、面接官を納得させる場所です。そのために必要なものは、話の内容やセリフの文章だけではありません。
当たり前のことなのですが理解されていません。身の回りにも、あるいはテレビをつけても、「いいことを言ってるけど、なにか説得力がない人」と、「たいしたことは言ってないけど、納得させられる人」がいます。そして、人は後者の意見を聞き、後者を信用します。
同じ芝居の脚本でも、演じる人によって説得力が大きく違います。同じ曲でも、演奏する人によって受ける感動は大きく違います。同じ素材でも料理人によっておいしさには格段の違いがあります。


面接も全く同じです。同じ内容を話しても、納得感のある人と説得力の乏しい人がいます。全く記憶に残らない人もいます。
そもそも、9割の学生さんは、「大学時代に打ち込んだこと」や「自分の性格」などの内容に大きな違いはないと思いますし、採用側もそこに特別な独創性を求めていません。(過去記事「すごい経験幻想」)


では、相手を納得させ、説得するために必要なものは何か?
私は、3つの要素で説得力がつくられていると思います。

1.バックグラウンド


2.表現
  −服装・メイク・髪型などの外見
  −表情・視線・声・姿勢・しぐさ・動き
  −口ぐせ、話すスピード・テンポ
  −話す順番、選ぶ言葉、抑揚など


3.内容

一般的な就職活動の面接において、説得力を生む要因の8割以上は、1の「バックグラウンド」と、2の「表現」だと思ってください。3の内容そのものは、2割以下です。「表現」と書いていますが、心理学の世界では「ノンバーバル(非言語)コミュニケーション」と言います。

1.バックグラウンド
履歴書や応募書類の内容です。「その人の経験」が説得力を生みます。


例えば面接で、東大生が「机に向かって勉強するのが好きではありません」と言うのと、無名大学の学生が同じことを言うのとでは、意味がちがうどころか、全く逆の意味に聞こえます。


話す人のバックグラウンドが、言葉の内容以上の意味を生み出します。それが説得力を生みます。私たちが、すぐれたスポーツ選手や、著名な経営者、カリスマアーティストが言う「夢を持とう」といった、よく考えれば「普通の一言」に感銘を受けるのも、そういうことです。言葉ではなくバックグラウンドを聞いているのです。

ただし、履歴書という形ですでに提出しているので、面接の準備ではありません。


2.表現

■表現によって、内容は何倍にも輝く


面接の準備は、2「表現」と、3「内容」を良くすることだということになりますが、重視するべきは2「表現」です。
なぜなら、「表現」は楽器の演奏やスポーツなどのように、「繰り返し練習しなければ決して上達しない」ものです。

志望動機など話す内容は10分もあれば考えられます。しかし、「表現」は、面接までに何時間、どのような練習をしたかが問われます。

どんな声のトーンで、どこを見ながら、どんな表情で話しているのか?
スピードは適切か?早口になっていないか?
変な口ぐせは気づかないうちに入っていないか?
相手が内容よりもそっちが気になってしまう、変なしぐさ・動きはないか?
話す順番は理解しやすいか?大事なメッセージを強く、その他を抑えて話せているか?


チェックするポイントは、たくさんあります。それを面接の前日に確認しても、本番で実践することは不可能です。面接という緊張した状態でも、自然に上手な表現ができるようになるには、何十回、何百回という練習が必要です。逆に言えば、練習すれば誰でもできます。


■「話す文章」と「書く文章」は違う

また、文章そのものにも、多くの学生さんには誤解があります。読んで説得力のある文章は、そのまま話せば説得力があるということではありません。紙に書いた文章を、「話すための文章」に変換する必要があります。その変換をしていない学生さん(逆もあります。口語用の文章で紙に文章を書いている人)が多いと感じます。


例えば、サークルで、チームが負けている原因を分析した経験について説明するときに、文章であれば、

  「チームの敗因を、メンバー全体のミーティングを通じて分析しました」

と書けばいいです。でも面接で話す時にそのまま読んでは説得力がありません。口語用に言葉を選びなおします。


  「なぜチームが勝てないのか? その原因を、メンバー全員で集まり、話し合い、分析しました」

としたほうが、耳で聞く相手は理解しやすいです。こういう準備は、できていますか?

■「表現」の練習にもっと時間を割くべき

紙にセリフを書いておくのは、面接準備の約3%が終わったにすぎません。それで面接準備完了と思うと、決していい面接はできません。もっと時間をかけて準備することがたくさんあります。

音楽家が演奏会に向けて、譜面を読んだだけで「準備ができた」とは言わないのと同じです。それをどう表現するのか悩み、繰り返し練習して、その都度表現を修正し、はじめてすぐれた表現に達するのです。
サッカーの本をいくら読んでも、試合でシュートは打てません。何度も実践形式の練習をしなければ、決してシュートは上達しません。

だから「面接の準備」といって、ずっと面接用のノートと向き合ってる人がいますが、何よりもやるべきことは、「表現」の練習です。話す練習ももちろんしていますが、明らかに量が少ない。考える時間と、表現する練習の時間とのバランスが悪いと思います。

私のところに相談に来られる人やOB訪問に来られる人の中に、ノートにびっしり文章を書いて暗記しているのに、会って話してみると表現力が足りない人がたくさんいます。それほど文章を考える時間があるなら、表現の練習にまわすべきです。非常にもったいない。何度も話す練習をしなければ、決して面接は上達しません。即席では説得力を生まないのです。
そんな人に、いくつか表現力を向上させるポイントをアドバイスをすると、数分で確実に改善します。面接で実践するためには、それを繰り返し練習して自然にできるようにするだけです。スポーツと同じです。


もちろん、よどみなくペラペラ話せ、ということではありません。いわゆる「口達者」と「説得力」は別次元のものです。

アメリカ大統領選を見ると、候補者は相手を自分の空気に引き込み、説得することに全身全霊を傾けています。そのエネルギーたるや、日本の政治家の比ではありません。そして、非英語圏の私たち日本人すら説得してしまう力を、彼ら彼女らのスピーチから感じます。たとえ英語の内容がわからなくても、説得力があると感じる人も多いのではないでしょうか?
説得力が、言葉の内容から生まれるだけのものではないことを、海の向こうで証明しています。


では表現力を磨こうといっても、自分の話しかた・表現力を客観的に見ることは難しいです。
ここで繰り返し言っていますが、自己分析ではなく、他人に素直に意見をもらいましょう。
「自分のことは自分が一番よく知っている」というのは、ビジネスの世界では幼稚な態度でしかありません。
他人の意見に真摯に耳を傾け、必要なものを受け入れることは、会社組織で生きていく人にとって、効率よく成長する近道です。
社会人とできるだけ多く話しましょう。そして、意見をもらいましょう。自分で悩むよりも成長のスピードは驚くほど速いです。

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2008年04月05日

電話のマナー&会話の例

電話は相手の顔や相手の状況が見えず、緊張します。
しかし、社会人は電話には慣れているので、以下の最低限のマナーさえ守っていれば、何も問題はありません。
わからないことは積極的に質問して構わないのです。


◆電話をかける際のマナー

1.静かな場所で(+携帯なら電波のよい場所で)
会社への電話は、普通は窓口の誰かから本人へ、取り次いでもらいます。
電波が不安定で、電話が切れてしまった場合、また窓口に電話して取り次いでもらうことになり、失礼です。
本来は、固定電話からかけるべきなのですが、携帯の場合は、できるだけ静かな場所、電波のいい場所で電話をかけましょう。


2.台本とメモ帳を準備して
電話は緊張します。簡単なことでも忘れてしまいます。必ず、伝えたい内容のメモを用意しておきましょう。
最初のうちは、電話のやりとり自体が慣れないですので、挨拶から話す文章まで台本にして、それを読んだほうが安心です。
また、相手が話した内容をその場でメモできるようにしておきましょう。
私は今でも、大事な電話では言うべきことを紙に書いて読みながら電話します。


3.時間は業務中。
始業時(始業から30分)、終業時(終業前30分)、昼休み(11時半〜13時半)は避ける

ただし、緊急の場合は仕方ない。
その場合は「お忙しい時に申し訳ありません」「お昼時に申し訳ありません」と詫びる。


4.大きな声&笑顔で
普段の会話よりも大きな声で話す。聞き取れない電話の声は非常に迷惑。
笑顔で話すと、声のトーンが明るくなる。電話でも笑顔を心がけよう。


5.必ず復唱する
日時、場所、提出書類など、重要事項は必ず復唱する。
復唱されないと、話すほうは正確に伝わっているのかわからず不安になる。

6.何でも「ありがとうございます」
時間をとってくれたら、「ありがとうございます」。
何か教えてくれたら、「ありがとうございます」。
切るときも、「ありがとうございました」。
何でも感謝する。

7.後に切る
相手が切ったのを確認して、こちらが切る。

 

◆決まり文句の会話例

□ 最初 〜 窓口の人に取り次いでもらう
会社 「山田商事株式会社です」
学生 「経政大学の山本と申します。 人事部の田中様はいらっしゃいますでしょうか?」
会社 「少々お待ちくださいませ」

 ※名前を言ったら「お世話になっております」という人もいる。
  なにもお世話はしていないですが、これがビジネスの決まり文句になっているので、
  言われたらとりあえず「お世話になります」と言っておけばいい。

□ 相手が会議中の場合
会社 「田中は今会議に入っておりまして、16時に戻る予定ですが」
学生 「承知しました。ではその頃にあらためてお電話させていただきます」


 ※とはいえ、会議が長引く可能性もあるので、16時半以降に電話する。

□ 相手が今日は戻らない場合
会社 「田中は、外出しておりまして、本日は戻りませんが」
学生 「明日はご出社されますでしょうか?」
会社 「明日は出社いたします」
学生 「では、明日、またお電話させていただきます」


 ※「明日」の読みかたは「あす」「あした」ではなく「みょうにち」のほうが丁寧


□ 要件を伝えると提案されたら

会社 「ご用件をご伝言いたしましょうか?」
学生 「また時間をあらためてお電話いたしますので、大丈夫です。ありがとうございます。」

 ※急用であれば伝言を頼むこともあるが、基本は直接伝える。
 ※○○しましょうか?と何か提案されたら、断っても、お礼を言う


□ 折り返すよう提案されたら
会社 「田中から折り返しお電話させましょうか?」
応募 「いえ、私からあらためでお電話させていただきますので、結構です。ありがとうございます」

 
※折り返しは原則NO。目下の人からかけるのがマナー。


□ 代理の人が出たら
相手 「田中は会議に出ておりますので、私が代わりに承りますが」
学生 「ありがとうございます。15日の会社説明会ですが〜(用件)」

 ※簡単な質問であれば、同じ部署の違う人が回答してくれる可能性があるので、
 代理の人に質問してもOK。必ずお礼を言う。


□ 相手がつながったら
相手 「お電話かわりました。田中です」
学生 「わたくし、経政大学の山本と申します。お忙しいところ申し訳ありません。今、お時間大丈夫でしょうか?」
相手 「大丈夫ですよ」
学生 「ありがとうございます。15日の会社説明会ですが〜(用件)」
 
 ※まずお礼

□ 日時や、書類など、重要事項は必ずゆっくり復唱する
相手 「では15日の10時に弊社にお越し下さい」
学生 「承知しました。15日の10時に御社にお伺いします」

相手 「では履歴書と自己紹介文を、私宛にお送り下さい」
学生 「承知しました。履歴書と自己紹介文を、田中様あてにお送りします」


 ※ここは、メモをしながらでもいい。時間をかけて、正確に復唱することが大事。

□ きり方
相手 「ではお待ちしています」
学生 「ありがとうございます。お忙しいところありがとうございました」
相手 「失礼いたします」
学生 「失礼いたします」
相手 (ガチャ)
 
 ※相手が切るまでまつ。先に切らない。
 ※必ずお礼を言う。繰り返してもいい。

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2008年04月04日

うまくいく人の共通点

■うまくいく人の共通点

就職活動に限らず、受験勉強や試験勉強、社会人の仕事においても、効率よく高い成果をあげる人には、共通した考え方があります。

「ゴールから考える」ことです。

試験勉強のときに、「参考書を最初から読んでいく人」と、「まず過去問を解く人」がいます。
成功する可能性が高いのは、後者です。過去問を解いて、出題の傾向と時間配分を知り、自分が苦手とする分野を集中的に勉強します。それが圧倒的に効率のよい勉強法だから、同じ期間で成績が向上するのは過去問から解く人です。参考書を最初から読む人は、試験にでる可能性の低い問題にも全力で取り組みます。「試験に受かる」というゴールから考えれば非効率このうえないことです。「試験によく出る点数の配分が多い問題」から順番に取り組んでいくのが、効率のいい試験勉強のアプローチです。

ビジネスの多くの現場でも、全く同じことが言えます。仕事のできる人は、最初にゴールをイメージします。
例えば顧客からある調査を依頼された場合、最初に「調査をはじめる人」と、「顧客に提出する報告書から考える人」がいます。最終的にいい調査をするのは、もちろん後者です。顧客が求める報告書をイメージして、必要な調査を考え、提出までのスケジュールを考え、調査をはじめます。

■就職活動では

就活でも同じです。ゴールから考えるべきです。ゴールは「志望企業の内定」です。(違う人もいるかもしれませんがここではそう考えます)
つまりゴールである「内定」を考えるのが就職活動のスタートであるはずです。
しかし、見ていると、まず最初に「自己分析」「大学生活を振り返る」「業界研究」など、ゴールをイメージしないまま準備を始めている人がいます。明らかに、非常に効率が悪いです。

作るべき料理を決めていないのに、食材を買ってきて野菜を切りはじめているのと同じです。作る料理によって、つかう食材も野菜の切り方も、調理の順番も違うはずです。作る料理が決まったあと、一部の食材は廃棄し、一部の作業は無駄になります。

常にゴールから考える、これが効率よく成果をあげる重要な考え方です。

就活の場合、ゴールは「内定」です。「内定」に必要なものはなにか、まずそこから考える人が、内定を最短距離で取る人です。
具体的に言えば、就職活動の効率のよい道のりは、
「志望する企業が求める人材像と採用プロセスを知り、それに合わせて、自己紹介・自己PRを考え、企業研究等準備をする」
ということです。
求めている人材像に合わせて、自己紹介を考えます。採用プロセスにグループディスカッションや適性検査があれば、その準備をします。

これが効率のいい就職活動です。「効率よく」というと、「要領よく適当に」というイメージで捉える人もいますが、それは間違いです。
「効率を上げる」ことは「無駄を削る」ことです。無駄を削ることで、本当に大切なことに時間とエネルギーを使うことができます。手を抜くのではなく、努力を無駄にしないために、効率をあげるのです。

まずは志望企業の内定条件から考えると言いましたが、自己分析しなければ志望自体が定まらない、という意見もあります。では自分の人生を振り返れば、行きたい企業が決まるのでしょうか?理屈としてはよくわかりますが、現実的には、自問自答は自分の期待する答えしか導きません。なんとなく行きたい企業や就きたい職業がもともとあるはずです。それを否定するような自己分析は困難です。多くの人にとって自分の漠然とした希望に適切な言葉と論理を与えるのが、自己分析です。自己分析で志望が大きく変わることはあるのでしょうか。

■ゴールを知っておくこと

話を戻しますが、ゴールを知らなければ、今の作業がいいのか/間違っているのか、判断ができません。
そして、ゴールまでの道のりを知らなければ、今の作業にどれだけの時間とエネルギーを使っていいのかもわかりません。

多くの大学生の方が、ゴールである「内定」を考えないまま、言われるままに「自己分析」や「業界研究」をしているのが現状です。
どんな作業も、ゴールをイメージしないまま始めたら、「軌道修正」「やり直し」となる可能性が高くなります。
就職活動も具体的な企業の内定条件をイメージして準備しなければ、大きな無駄が生じます。企業が採用する期間と人数は決まっています。無駄を取り戻そうとがんばっているうちに、採用が終わってしまいます。
普通の人の体力と意欲には限界があります。その限界のなかで、できるだけ多くの企業に応募し訪問し、内定を取りたいはずです。努力を無駄にしないために、無駄な努力をしないためにも、常にゴールから考えましょう。自己分析も、エントリーシートも、面接も、すべてゴールするための手段です。

posted by career2.0 at 19:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

疲れない就職活動

4月に入り、就職活動中の方は疲れもたまっていると思います。
慣れないスーツを着て、慣れない革靴を履いて土地勘のないオフィス街を歩き、慣れない敬語をつかって普段接しない社会人と話さなければいけないのですから、疲れるのは当然です。
ただ、本当は多くの企業に訪問し、多くの人の話を聞いて自分の進路を決めるべきなのですが、疲れてしまい、手近な内定で妥協する人も多いと思います。情報や行動に優先順位をつけていないことが、そのような不幸を生みます。

■情報の洪水

日本で新卒採用している企業は、何万とあります。就職サイトからは、山のようにメールが来ます。連日どこかの会社の説明会があります。就職活動についての本も腐るほどあります。そこには面接だけとっても、何百というポイントが書かれています。守るべきマナーは何十何百とあります。すべてに取り組む、すべてを理解するのは不可能にきまっています。

まず、情報やノウハウはできるだけ多く入手するべきという考えは誤りです。
登山用具を何十個も買い、重装備で登っているうちに、下から来た軽装備の登山者に軽々と追い抜かれているような光景は、就職活動でもよくみられます。情報やアドバイスの海におぼれて、疲れ果てて、途中で下山する人を目にします。


■MUSTとWANTの区別

情報の海におぼれる原因は、MUSTとWANTの区別がされていないことです。「必須のこと」と「余裕があればやるべきこと」が区別されていないということです。多くの人が、アドバイスされる全てのことをやろうとして、結果息切れします。息切れして、最低限のこともできなくなります。

例えば、「履歴書の写真はスピード写真ではなく写真屋で撮る」という意見があります。
これは明らかに「WANT」です。普通の企業は写真の美しさや、外見の良し悪しを採用の条件にしていません。スピード写真であれば評価を下げるという企業もまずありません。内定に必須のものではないのです。ただ、「どうせ撮るならきれいに撮りたい」「すこしでも外見をよく見せたい」という気持ちはよくわかります。だから、「時間とお金に余裕があれば」やればいいと思います。ただし、真っ先にやるべきことではありません。それでも多くの学生の方が有名デパートの写真館に列をつくっています。

志望企業でも、志望度の高いMUSTな企業と、関心がある程度のWANTな企業があるはずです。30社や50社は受けるとすれば、全ての志望企業に対して、全力で取り組むことは、物理的に不可能です。

どんなものでも、本来はMUSTをクリアしたあとWANTに取り組むべきなのですが、多くの学生の方は、WANTとMUSTの区別をつけず、アドバイスされた全てのことをやろうとして、本当にやるべきことに集中できていません。結果、非常に効率の悪い就職活動をしています。

それは、アドバイスする側の責任が大きいと思います。「最低限やること」「余裕があればやってみること」の区別を、アドバイスする人が適切に示さなければ、受け取る側は全てをクリアしようと無理をしてしまいます。


■行動する優先順位をつける

当サイトではできるだけMUSTに絞って、あるいはMUSTとWANTを区別してアドバイスするようにしていますが、情報と企業の洪水の中、就職活動を効率的にすすめるには、以下のように行動の順番を決めることです。

1.「MUST」な企業に「MUST」なことをする
2.「MUST」な企業に「WANT」なことをする
3.「WANT」な企業に「MUSTなことをする
4.「WANT」な企業に「WANT」なことをする


1から4まで、同じエネルギーで取り組んでいませんか?それでは、息切れするのも無理はありません。


■引き算が効率を生む

MUSTとWANTを区別をするだけでも、少し効率が上がると思います。

冒頭でも言いましたが、就職活動は当然疲れます。疲れる理由は慣れないことをしている、というだけではないでしょう。
多くのものを足し算的に手に入れながら、捨てるものを知らず、いつのまにか重装備になっているからではないでしょうか。

就職活動のあらゆる情報は、「あれもやれ」「これもやるべき」「あそこも調べろ」という足し算の考えです。
「全企業に全力で」という意見は聞こえはいいですが、よほど体力と意欲の高い人でなければ、いい結果を生みません。
普通の人の行動力、理解力には限界があります。その限界を自覚して、優先順位を意識し、勇気を出して下位のものを捨てます。
そうして本当に必要なことに集中するという引き算のテクニックが、最も効率的な就職活動を生みます。

登山に似ていると思います。
1.最小限の装備で、2.最短距離を、3.自分に合ったペースで歩く人が、速く頂上に着くということを知っておいてください。
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2008年03月28日

手帳の書き方で就活効率をあげる

就職活動ではじめて時間を管理する大切さを学ぶ人は多いでしょう。私もその一人でした(就活前は手帳すら持っていませんでした)。
社会に出れば、「いつもバタバタしているけど仕事が進まない人」と、「多くの仕事をこなしているけど時間に余裕がある人」がいます。それは仕事が速い/遅いという違いだけではありません。時間の使い方の上手い/下手が見事に現れた結果でもあります。
就職活動は、時間管理、スケジュール管理について学ぶ絶好のチャンスです。これを機会に、「時間に追われる人」から「時間をマネジメントする人」になりましょう。

うまく時間をマネジメントするため、まずはスケジュール帳をしっかりつくることをおすすめします。行動予定を、細かく、具体的に書くことです。単純に、書かずに忘れてしまうリスクを減らすためだけではなく、書くことで、行動を自覚し、記憶します。書くことで、自分の行動を客観的に見ることができます。客観的に見れば分析ができます。あとから振り返ってもっといい方法を考えることができます。書かなければ、考えることすらできません。書かない予定は実現しません。
効率的&効果的な手帳の書き方をここでいくつか書きます。

ポイントは2点。
1.できるだけスケジュール帳に情報を書き、スケジュール帳だけで行動できるようにする。
  (他の資料を参照しなくても行動できるようにする)

2.決まっている予定だけではなく、「そのうちやりたいこと」も日時を決めて手帳に書く。
  (空いた時間に、やるべきことをできるだけ書く)
  
手帳はできるだけ1日の欄が大きく書き込みやすいものがいいでしょう。見開き1ヶ月ではほとんど意味をなしません。私は1週間をA4サイズ1ページにしたスケジュール帳を自分で作って、ルーズリーフに印刷しています。自作すれば安いし、自分の使いやすいレイアウトの手帳をつくることができます。


普通の書き方

「明日の午前10時にミナト銀行の説明会、午後2時に山本商事の面接がある」という場合、手帳には、このように書いている人が多いと思います。

10:00 ミナト銀行
14:00 山本商事
これだと内容や場所がわかりません。少しの件数であれば記憶できますが、週に10社以上訪問するような時期は、とても覚えられません。そのため、「何しに行くのか」「最寄り駅はどこか」、別の資料を見なければいけません。
手帳で明確にしておくほうが準備や行動が簡単です。


【ポイント1】 訪問の目的と場所を追加しましょう。

10:00 ミナト銀行(説)@丸の内
15:00 山本商事(1)@虎ノ門
と書けば、手帳を見ただけで、準備する内容や移動方法を考えられます。
(説):説明会、(1):1次面接、(2):2次面接、(GD):グループディスカッション、(役):役員面接というように、自分なりの略語をつくっておけばいいでしょう。
また、訪問先の地図をスケジュール帳に貼っておく(orはさんでおく)と、手帳だけで移動できます。


【ポイント2】 行き先、訪問先を書く

10:00 ミナト銀行(説)@丸の内 →2階会議室
15:00 山本商事(1)@虎ノ門 →人事部池田さん
こう書けば、どこに向かえばいいのか、誰あてに訪問すればいいのか、わかります。
会社について、あわてなくて済みます。


【ポイント3】 出発時間を書く

家を何時に出ればいいのか、決めて手帳に書きます。決めておくことで、朝あわてずに安心して行動できます。学生時代これを先輩に教わった時は目からウロコで、以来ずっと続けています。

家から40分で丸の内に着くので、8時50分には出なければいけないとします。こう書き加えましょう。

8:50 家出る
10:00 ミナト銀行(説)@丸の内 2階会議室
15:00 山本商事(1)@虎ノ門 人事部池田さん



【ポイント4】 空いた時間の作業を決める

空いた時間に何をしますか?やりたいことはいろいろとあると思います。ただ、たいていの人はスケジュール帳に書いてはいません。
しかし、それに順番をつけて、「いつやるか」確定しましょう。書くことで、「やりたいこと」を「具体的な予定」にします。

8:50  家出る
10:00 ミナト銀行(説)@丸の内 2階会議室

13:00〜14:30 都築化学&総合開発のES作成
15:00 山本商事(1)@虎ノ門 人事部池田さん
※ESはエントリーシートの略

「そのうちやりたいこと」を、「具体的な予定」に変換します。この変換のスイッチは一生使い続けます。

もちろん疲れていたら、無理せず休むべきです。その場合、緊急性がない予定は、後にずらしましょう。
でも、別の空いた時間に必ず書き込みましょう。予定をずらしても、決してなくさないこと。書いている以上、必ず実行します。人間は弱いもので、忙しいとき、書いてなければ自然とやり過ごしてしまいます。

頭に描いていることを、スケジュールに入れることで、「漠然とした希望→具体的な予定→実現」という、ものごとを実現していくプロセスを繰り返して、癖にします。癖にすると、時間管理が飛躍的に向上します。そして、行動の効率がよくなります。

会社に入った後も、仕事は常に@「予定・期限のきまった仕事」と、A「期限はないけれど、やっておいたほうがいいこと」の2種類があります。
Aを強引にでも予定表に入れていかなければ、@に追われるままに、あっという間に1年、2年と時間が過ぎていきます。
@はやるべきことも期限も明確ですから、誰でもやります。一方、Aは誰もやれと言ってくれません。自分で内容と期限を考え決定しなければいけません。その決定を、タイムマネジメントと呼びます。他人と差がつくのは、こういうところなんでしょう。

部屋の模様替え、読みたい本、見たい映画、壊れた自転車の修理、お世話になった人への礼状、、、いつも、「そのうちやりたいな」と思ったまま、やり過ごしていませんか?やるべき日時を、手帳に書いてみてはどうでしょう。

タイムマネジメントとは単なる時間のやりくりではありません。漠然とした希望やイメージを、自分の力で具体的なスケジュールにしていく不断のプロセスです。「今すぐやらなくてもいい」ことをやるのですから、背中を押すのは自分自身でしかないのです。手帳に予定を書いていくことで、「やるべきこと」を記憶し、自覚します。周囲を見ても、仕事のできる人は、よく書いています。何かしら書く。書くことでイメージを現実にする癖がついています。

就職活動は、いろんな場所に呼ばれ、不規則な行動を強いられます。慣れないことばかりで疲れると思います。
予定に追われ「忙しい忙しい」と言い続ける人と、そんな中でも空いた時間でうまく作業する人とに自然と別れていきます。
一生もののタイムマネジメントを学ぶ絶好の機会です。自分に合った方法を見つけるために、いろんなチャレンジをして下さい。
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2008年03月25日

面接の前日&当日の準備チェックリスト

面接前日、緊張しますし早く寝たいとは思いますが、寝る前にこれだけは準備しておきましょう。


面接の前日

□ 着るもの(スーツ&シャツ&ネクタイ&靴下orストッキング)
  (シワはないですか?男性のズボンは折り目がきれいに入っていますか?
   クリーニングのタグはついていませんか?)

□ 靴
  (汚れていませんか?磨いていますか?)

□ 携帯電話
  (充電しておきましょう)

□ 爪を切っておく


かばんには、以下のものを入れておきましょう。

□ 相手の連絡先
  (万が一遅刻するときや緊急事態、すぐに連絡できるように。就活ノートに書いておくべき)

□ 企業の資料や自分の研究メモ
  (ホームページ、会社パンフレット、OB訪問の記録など自分のメモ、等々)

□ 提出した履歴書や経歴書、自己紹介文のコピー
  (面接官が読む資料は必ず自分も持っておく)

□ 面接のよくある質問&自分の答え

□ 会社に聞きたいこと
  (「最後に質問は?」と聞かれて、「ありません」はさびしい)

□ 地図&乗り換え案内
  (行きかた&所要時間は知っておきましょう。10分前には絶対着くように移動する)

□ 筆記用具&手帳・メモ帳

□ 折りたたみ傘(降水確率が高い場合)
  (天気予報は見ておきましょう)

□ ティッシュ&ハンカチ

□ メイク用具(女性)

□ 換えのストッキング(女性。電線すると痛々しい)

□ 整髪料
  (風が強い日は、髪型が崩れます。一旦セットしなおして面接に臨みましょう)



以上を準備できれば、面接時間を確認して、早く寝ましょう!


当日の出発前


□ 昨日チェックした荷物は持ちましたか?
  (時間があればもう一度確認)

□ 身だしなみはOKですか?
       ○服が汚れていない
       ○えりが曲がっていない
       ○ネクタイはまっすぐ
       ○髪型はOK
       ○クリーニングのタグがスーツについていない

□ メイクはOKですか?(女性)

□ ヒゲは剃りましたか?(男性)

□ 携帯、財布、時計、ハンカチは持ちましたか? 

□ 会社までの行き方はわかっていますか?


では、鏡の前で一度笑顔をつくって、面接に出かけましょう!

会社訪問のマナーについては、こちらの記事を参考にして下さい。
会社訪問の基本マナー10項目
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2008年02月19日

効果のある自己分析を

先日、当ブログからご相談を受けた大学生の方とお会いしました。一時間ほどスタバでお話ししてアドバイスをしましたが、私にとっても実りの多い時間でした。

【自己PRすることがない】

その方は、企業に対して「いかに自分をPRするか」悩んでいました。
正確に言えば、「PRする自分がない」ことに悩んでいました。

自分は特別な特技もない、これといって人に自慢できる経験もない、一流大学にいるわけでもない。ただ「自己分析ワークシート」というような本を買って、自分の生きてきた約20年間の人生を振り返り、各項目を埋めてみたものの、そこから何かPRできるものが発見できたかと言えば、できていない。

その方のお話を詳しく聞き、話をしたところ、PRするところがないとは全く思いませんでした。いいところを色々持っていると感じました。
だから残りの時間は、その魅力について上手な伝え方・表現方法を一緒に考え、その方の「自己PR」が一応完成してお別れしました。自信をもっていただけたのかな、と私も少し手ごたえを感じました。結果はまだわかりませんが、面接の経験を積んで精力的に就職活動をすれば、必ずいい企業に出会うと思います。

【なぜ自分の長所が見つからないのか?】

その方の、それまでの自己分析に欠けていたのは、他人の評価に耳を傾けることでした。「自己分析」そのものは必要ですが、ワークシートを前に机に向かってペンを持って時間をかけるものではありません。
自己分析は、「自分が何者か」考えることではありません。「自分が他人にはどう見えるのか」考えることです。
その二つは似ているし、考える内容は重複しますが、その意味の違いは大きいと思います。

【自己評価より他人の評価が重要】

まずはっきりしているのは、「内定を取る人は面接官が評価する人だ」ということです。
当たり前すぎる話ですが、「自分の評価」ではなく「他人の評価」で内定が決まるのだということを強調しておきます。

実はそれを忘れがちです。
それまでに、多くの人の中から選抜される経験といえば、受験があったと思います。高校受験も大学受験も、もちろん学校側が受験生を評価・選抜するものなので、「他人の評価」の結果です。

【受験は自己評価≒他人の評価】

ただ、大学入試を自己採点して、自分が75点だと思えば、大学側の評価もだいたい75点です。直近まで偏差値50の人は、だいたいテストでも偏差値50です。急には大きく変わりません。

つまり、受験においては「自分の評価」≒「他人の評価」です。

【就職は自己評価≠他人の評価】

就職では、その前提が崩れます。自己評価と、他人の評価の違いが大きく現れます。

例えば、自分では「手ごたえがあった」と感じたはずの面接で落ちたり、自分では部活の経験をPRしたのに、面接官にはゼミの勉強内容をつっこまれたり、面接官が冷たくてこれは絶対ダメだった、という企業から内定が出たり。。。

就職活動で、自分の評価がイマイチあてにならないということ、そして、評価するのが人間であって、人間である以上、評価の基準がわかりにくいということを痛感すると思います。
ここで、内定を決めるのが面接官という人間である以上、「自分の他人からの評価」を真剣に検討しなければならなくなります。

だから「自分のことを他人がどう感じるか」を言葉にするのが、必要となる自己分析です。「自分がどんな人間か」を延々と考えることではありません。

【就職での自己分析とは】

周りからは「陽気な人」と思われていても、本人は「実はネクラだ」と感じている人は多いでしょう?
じゃあ、どちらが自己分析でしょうか?
「私は本当はネクラです」「他人は自分の本当の姿がわかっていません」ということは、正しい自己認識ではあると思いますが、就職の自己分析としては完成していません。
「それでも今まで、陽気だと人から評価されてきた」という客観的な認識こそが、就職の自己分析です。自分を少し突き放して見るということです。

【自己分析通りに活躍はできない】

「自分はリーダーシップがある」という人が10人いても、会社に入ってリーダーシップを発揮できる人は1人です。
それは、9割の人はリーダーシップがない、9割の人の自己分析が間違っている、ということを意味してはいません。
それまでのリーダーシップと、企業でのリーダーシップは質が違うものだということです。逆に、それまで参謀タイプだった人が会社でいいリーダーになったりもします。
企業でのリーダーシップは、企業に入らないと理解できません。
だからその違いを詳しく考える必要はありません。
学生時代にリーダーシップを発揮した人は、たとえ企業でのリーダーシップと違うものでも、それを自分の魅力としてPRするべきだと思います。

なぜなら企業は、自己PRの内容について、具体的にそれを発揮してほしいと期待して内定をだすわけではありません。自分を客観的に分析できる力を見ているだけです。

【平凡でもいい】

以前も書きましたが、世の中の9割以上の人は平凡です。平凡で構わないと思います。平凡でも、自分を他人の目線で冷静にみつめる人は、自分の行動についても反省し改善できる人です。反省し、改善できる人は、成長する人です。
企業が求めているのは、働きながら成長する人です。

逆に、「他人が理解していない本当の自分」にこだわっている人は企業としては魅力的とは言えません。
他人の評価が低いときに「他人はわかってくれない」と思う精神は、企業がお客様からクレームをもらっても、「客がわかってない」というようなことを平気で言える神経と同じです。
そこに、成長はありません。

学生時代にいろんな面で優秀であったはずの人が、企業で簡単にダメ社員になっていく姿を、たくさん目にします。
新しい環境で他人から評価されないときに、他人の目で自分を冷静に見られるか、それとも他人を無視していままでのやり方にこだわるのか、10年たつと、その差は絶望的に大きいです。

【自己分析の前に、他人の評価を集めよう】

就職の自己分析では、ワークシートの前に、他人の自分への評価を集めてみましょう。
誰でも数人は友達がいます。友達は、あなたの何かに魅力を感じて、友達でいるわけです。魅力と言うほどではなくても、友達付き合いをやめるほど喧嘩をしなかったのであれば、喧嘩をしなかった理由があるはずです。
学校の先生や、親戚やバイト先でほめられた経験も少しはあるはずです。近所の人にほめられた経験もあるはずです。そういう言葉を集めてみましょう。

他人の評価が自己認識と違う場合、「他人は、本当の私のことがわかっていない」と孤独を感じることもあると思います。

就職活動をするということは、その他人の評価を受け入れるということです。自分の評価も、他人の評価もどちらも正しくて、一人の人間を違う角度でみているだけだ、と知ることです。
その一歩を踏み出すことで、だいぶん精神的に余裕が出てきます。
半年程度の就職活動でも、人は大きく成長します。成長のためには成長できる心の余裕が必要です。
それは、他人の評価を素直に受け入れる、という心の余裕です。
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2008年02月13日

「カジュアル」「普段着」と言われてもスーツ?

「説明会はカジュアルな格好でお越し下さい」
「普段着で起こし下さい」
と案内されても、スーツで行くべきなのでしょうか?
 

答えはもちろんNO。

●普段着といわれれば、普段着で。
●カジュアルといわれれば、カジュアルで。
●どちらでもいいと書いてあれば、どちらでもいい。
●何も書いてなければ、スーツで。


基本となるルールはそれだけです。
企業側は、「カジュアルで」と書いて、そのとおりカジュアルで来た人の評価を下げる、ということはありえません。
あるいは、「普段着と言った場合はスーツを意味する」というような意地悪な会社もありません。

そんな会社が万が一あったとしても、全く信用できません。
学生に確信犯的に嘘をついているのですからね。
耐震偽装、賞味期限偽装と同じレベルです。

私が理解できないのは、こんなはっきりした企業からのメッセージがあるにもかかわらず、
「カジュアル」と書いてあっても、スーツで行くべきだ

と、まじめにアドバイスする人の存在です。
そのように指導している大学の就職課もあります。

当然、学生さんはそういうアドバイスを受けると、「会社とはそういうものか」「言葉を額面どおり受け取ってはいけないんだ」と思ってスーツで行きます。
結果、カジュアルでと書いてあっても、スーツだらけの説明会という状況が時々あります。

それをみて、とても残念な気持ちになります。
「私たちがわざわざ「カジュアルで」と言ったのは、なんだったのか?」と。

私も理解できませんし、企業側も理解できません。

「何を言われてもスーツが無難」というのは、正直言って20年前の就職活動です。

※このエントリの後、企業側にも責任があると指摘を頂き、反省してここに追記します。
確かに昔は、ビジネスカジュアル自体がありませんでしたが、就職活動では企業が書いてあることをそのまま受け取らない、というのが一つの姿勢だったようです。私は詳しくは知りません。
ただ、日本の大企業が、学歴・体育会・リクルーター中心の、透明感のない採用プロセスを続けてきたのが事実である以上、学生側も言葉を額面どおり信用できない、企業側にも責任があるのではないか、との意見はまさにその通りだと思います。
企業側も、メッセージをまっすぐに伝える努力を続けなければいけません。


企業の採用現場は常にダイナミックに動いていて、そんな時代はとっくに終わっています。
もっとストレートに考えてもらって結構です。

【言葉のコミュニケーションを大事にしてほしい】

まず、今の企業はそんな意地悪な存在ではありません。
わざわざ言葉にして、「カジュアルでいい」と言ったら、それ以上でもそれ以下でもありません。
「カジュアル」でいいのです。いわゆるビジネスカジュアルです。
まずは言葉を素直に受けとってほしいし、言葉を素直に受け取る人を採用したいと思っています。

大昔は「そうはいっても行間を読む」というような議論をする人もいたかもしれませんが、今は通用しません。

現在のビジネスシーンでは「メッセージを、言葉で明確に伝える」ことが最優先で、
学生さんには明確な言葉によるコミュニケーション能力を求めています。

「伝えられていることを正確に理解し、正確に実行する」
このことが、若手社員にとって重要な能力です。

「裏を読む」「行間を読む」のは、入社後10年経ってからの話です。
今は必要ありません。

採用においても全く同じだと思ってください。
企業が言葉にしていることは、企業がお願いしていることです。
その企業に採用されたいのであれば、それを無視するべきではなく、あえて無視する必要はないのです。


【何のための就職活動か】
また、アドバイスする人の中には、
「周りがスーツが多いから、カジュアルで行くと浮いてしまう」
だから、スーツで行くべきだという人がいます。

みなさんは、「周りから浮かない」ために就職活動をしているのでしょうか?
違います。
「内定を勝ち取る」ために、就職活動をしているはずです。

その過程は、企業とあなたとの交渉であって、周りの学生はあなたにとって調和するべき仲間ではなく、競争相手でしかありません。

つまり「周りにとけこむ」ことは、あなたにとって何のプラスにも働かないのです
むしろ、「他人とは違うあなたの魅力」を企業にPRすることが、就職活動の主目的ではなかったでしょうか?
それなのに、なぜ「浮きたくない」と思う必要があるのでしょうか。

「ぜひ普段着で」と書いているのに、周りをキョロキョロ確認しながらスーツで来る学生さんは、
要するに、
会社からのメッセージより、まわりの学生に溶け込むことを優先した」ということです。

それは、学生の世界の論理・調和を優先しているということであって、企業側の論理を考慮できていないということです。
そういう学生さんを、企業は信用しません。

就職活動は、企業とあなたとのコミュニケーションの産物です。
第三者の意見でそれを歪める人よりも、まっすぐ企業とコミュニケーションをはかる人間が、最終的には企業にとって必要な人材であると、理解しておいてください。


がんばってください。
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2008年01月23日

「すごい経験」幻想

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「強豪体育会の主将だった」
「イベントを立ち上げて2000人を集めた」
「バックパックで世界30カ国を旅した」
「学生時代に起業し、会社を経営していた」

大学生の中には、そんな「すごい経験」をした人がいます。
いずれも強い意志と能力を必要とすることです。
すばらしいと思います。

一方で、99%の大学生は、そんな経験を持っていません。

「すごい経験」をした人の話を聞くと、特にグループ面接などで、隣の人がそんな「すごい経験」を語っていたら、「ああ、この面接、ダメだ」とギブアップ気味になってしまう人も多いでしょう。

でも、悲観しないで下さい。

企業は「すごい経験」をした人から順番に採用していくのか?
というと、実はそうでもありません。
(そういう人が好きな会社も時々ありますが、ここでは多くの企業の一般論を言います)

理由は簡単です。

そういった「すごい経験」をした人が、みな優秀な社員になったわけではないからです。

なぜなら、会社での仕事は、部活ではなく、イベントでもなく、旅行でもないからです。
会社に入社することと、起業することも、違うことだからです。

採用のプロは、その「違い」に注目しています。
部活で学んだ力と、会社で求められる力との違いをチェックします。

大企業でも中小企業でもそうですが、入社してしばらくは、半人前です。大企業では、特に半人前の期間が長いでしょう。

来る日も来る日も、採用パンフレットに載っているような「すごい仕事」は、やらせてもらえません。
それまでは、3年とか5年とか、下積み仕事で実力をつけていきます。
それを避ける近道はありません。そこで頭角を表した社員に、「おもしろい仕事を」やらせます。

だから採用側は、まずその人が下積み仕事に謙虚に取り組んでくれるかどうかを見極めたいと考えています。

求められるのは、与えられた仕事を、指示に忠実に、納期までに完成させることです。
どんなユニークなアイディアよりも、納期と品質です。

そのために必要な能力は、例えばこんなことです。
謙虚に話を聞いて学ぶこと、わからないことは「わからない」とすぐに聞くこと、状況を報告して途中経過を上司が「見える」ようにしておくこと、何か問題があればすぐ相談すること。ミスをしたら素直に謝り、反省すること。同じミスを二度しないこと。手伝ってくれたり、教えてもらったらお礼を言うこと。

あまりに地味すぎて、夢も希望もない意見かもしれません。
しかし、多くの企業で若手社員が上司や先輩から信用を勝ち取るのは、そんな平凡で小さなことの積み重ね以外にありません。
決して、斬新さやユニークさ、スケールの大きさではありません。学生時代の「すごい経験」でもありません。

だから、会社はむしろ、世界何十カ国をヒッチハイクで放浪した「すごい」人より、きちんと授業に出てノートを取り、先生に質問し、テスト前にはきちんと勉強して、テストで割といい点数を取った平凡で地味な人を、必要としている場合が多いといえます。

そして、そんな特別脚光もあびない平凡な人のほうが、信用を得ることが多いです。自分が平凡であるということに謙虚に向き合って、懸命に目の前の仕事に取り組んでいるからです。

どんなエクセレントカンパニーに就職しても、日々の仕事の9割9分は地味なものです。
エキサイティングではないし、多くの人から拍手喝采されることもありません。
「すごい」仕事は滅多にありません。

だから、「すごい経験」をしていない人のほうが向いていると思う人もいます。
「すごい経験」はすばらしいものですが、その「すごい経験」を再現しようとしても、会社にそんな場面がないからです。
「すごい」人が会社に敬遠されるとすれば、自分が経験したことを会社にも求めてしまうところにあります。

「すごい経験」を会社でも実現したいと思って入社した人は、日々の地味な下っぱの仕事に耐えられるのか、採用側は不安にかられます。それを打開するPRがむしろ必要になります。

「経験のすごさ」よりも「努力の地道さ」。
多くの企業は、そう思っています。

「すごい経験」をしたことがない誰でも、地道な努力はしたことがあります。

居酒屋のバイトをずっとがんばった、小さなサークルだけど盛り上げようとがんばった、ゼミの発表をがんばった。
そこで学んだことがあるのだから、それで構わないのです。

堂々と、皆さんの「平凡で、地味な努力」を、企業にPRしてください。
企業も、それを知りたがっています。
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2007年10月04日

OB訪問・OG訪問のコツとマナー7

OB・OG訪問は、就職活動の中で、最も効果のある活動です。
(以下、まとめて「OB訪問」とします)

本や新聞を読んで研究することも必要ですが、
それ以上にOB訪問の効果は、以下のところにあらわれます。

・企業の欠点を知ることができる
 →人事部は、会社の課題、欠点、弱点、危機、リスクをなかなか言えません。

・働く環境を知ることができる
 →事業の内容はメディアに出ますが、
  そこで働く人の働き方、働きやすさはメディアに出ません

・会社のカルチャーを知ることができる
 →カルチャーは、言葉にしにくいものです。
 だからホームページやパンフレットには表現できません。
 履歴書だけでは人柄がわからないのと同じです。
 企業の性格も、そこで働く人を通じてしか理解できません。
 
・本で読む知識であっても、話を聞いたほうがわかりやすい
 →分厚い本を読むのは疲れます。
  OB訪問では、業界環境、業務内容など、
  難しい話を実際働く人がかいつまんで説明してくれます。
  話を聞いてから本を読むと、理解がぜんぜん違います。

・普段会えない人に会える
 →会社の人が、自分の会社についてタダで語ってくれることなど、
  就職活動のとき以外ありえません。
  (さらにお茶や食事などご馳走してくれる)
  コンサルタント時代、謝礼を払ってヒアリングしていました。
  学生という身分は、とても贅沢なことができるのです。
  

【OB訪問の種類】

1.人事を通して行うもの
2.個人的に行うもの

1は人事部に「OBを紹介してください」といってお願いするものです。
会社は、比較的仕事振りも順調で、話すのも上手そうなOBを決めておいて、その人を紹介します。
ある程度、話す内容をすり合わせている場合が多いです。
話した結果は、会社によっては、そのOBから人事に報告されます。

2は、知り合いや、就職課などに紹介してもらって、個人的に先輩と会うことです。
こっちのほうがいいです。
上記に書いた、働く人の本音が聞けるからです。

「当社はOB訪問を受け付けておりません」としている会社がありますが、
それはあくまで、1.のOB訪問をしていない、というだけで、
もちろん社員がプライベートで誰と会って何を話そうが、原則自由です。

知り合いを頼って、OB訪問をたくさんしましょう。
OB側もけっこう楽しいものです。遠慮は不要です。
最終的な入社の決断をするときは、必ずOB訪問の生の声が役に立ちます。


【OB訪問のコツとマナー 7】

1.質問する項目をリストアップしておく
 →聞きたいことがあっても、緊張するので忘れてしまいます。
  項目をメモして行き「メモをみながら質問してもいいですか?」と言いましょう。
  ダメという人はいません。

2.聞きながらメモをとる
 →私はここでしつこく言っていますが、
  話した内容を記録することは、就職活動でとても重要です。
  さきほどの流れで、メモをとることの許可をもらいましょう。
  それも怒る人はいません。

3.手土産
 →欲を言えば、お菓子の一つでも持っていけばいいと思います。
  安いものでいいです。
  そこまでする人はあまりいませんが、手土産を持ってくると、
  「しっかりしてるな」と感じますし、こっちもちゃんと話そうと思います。
  好みは気にしなくてかまいません。
  忙しい中、会ってくれる感謝の気持ちを見せるだけです。
  「ちょうど実家からお菓子を贈ってきたんですよ」とか、
  「私の家の近くでよく食べているお菓子なんですけど」
  とかいいながら、スムーズに渡しましょう。

4.ホメる   →人から話を引き出すときの、鉄則です。
  若い学生からほめられたり、尊敬されてうれしくない人はいません。
  ほめ上手になりましょう。これは一生モノのテクニックです。

5.紹介してもらう
 →同じ会社でも、人によって企業への評価が微妙に違います。
  何人かの意見を聞くと、その企業が立体的にみえてきます。
  同じ現象をみても、人によって全く逆の解釈をするものです。
  同じ研修でも、「指導が丁寧だ」という人もいれば、
  「指導が細かくて厳しい」という人もいます。
  何人かから話を聞くまで、簡単に結論をだしてはいけません。
  「お知り合いを紹介していただけませんか?」と言って、
  同期や知り合いを紹介してもらいましょう。

6.評価してもらう
 →「私の話し方や聞き方で、直したほうがいいところはありますか?」
  と、最後に聞きましょう。
  社会人がどう感じるか、評価を面接の本番の前に聞けるのはお得です。

7.お礼をする
 →メールで構いません。
  (「ハガキで送れ」という本もありますが、
  OB側もそこまで求めていませんし、現実的にそれは無理です)
  できれば翌日までに、しっかりお礼を書きましょう。
  もし、人を紹介してもらって、その人と会えた場合は、
  紹介してくれた人と会えたことのお礼もしましょう。

  メールの文例を下記に書いてみます。
  ポイントは、
  書式やマナーを重視しすぎて、メッセージが薄くならないようにすること。
  学生さんが慣れない敬語を使いすぎて、
  結局何が言いたいのかわからないような文章になってしまう、
  悲しいケースが多々あります。
  繰り返しいいますが、
  会社や先輩は、細かい学生さんに細かいマナーを求めていません。
  彼ら/彼女らも、学生のときは細かいマナーを知らなかったはずですので。
  フォーマットどおりの硬いお礼状ほどつまらないものはありません。
  本当に話聞いてたのかな?と不安になります。
  あなたの肉声が大事なのです。

●●先輩
(比較的親しい場合。
そんなに親しくない場合は、○○株式会社 ○部 ○○様と、普通のビジネスメールのように書きましょう。)

こんにちは。
昨日は、お仕事が大変お忙しいところにも関わらず、
OB訪問を快く引き受けていただき、誠にありがとうございました!
(若いから元気な感じが嬉しいです)

就職活動をはじめて、日が浅く、右も左もわからないような状況ですので、
○○先輩のお話をお伺いして、自分の活動の方向性が明確になったように感じております。
○○業界についても、本や雑誌では知りえなかった現場の魅力が理解できました。

本当にありがとうございました
また、就職活動を続ける中で、迷うことがあるかと思いますが、その際はぜひご相談させてください。

お忙しいと思いますが、くれぐれもお身体ご自愛下さい。
今後ともよろしくお願いいたします。

○○大学 ○○学部
○○○○




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2007年09月13日

内定辞退の方法 A 〜どう伝えるか

当ブログ内でも、「内定辞退の方法」は、アクセスの多い記事です。

それだけ、悩ましい問題なのだと思います。

就職の企業選びは一生の問題ですから、納得できるまで悩むべきですし、悩みぬいた結果、内定を辞退することも仕方ないことだと思います。

ただし、相手の企業はもちろんいい思いはしませんから、礼をつくして、ていねいに断りましょう。

そういうことを書きました。

その後、
「じゃあ具体的にどうやって言えばいいのか」
「電話がいいと書いているがメールや手紙ではダメなのか?」

といったお問い合わせをいくつか頂きました。
具体的な方法をお答えしたいと思います。

@「電話で伝える場合」

「内定辞退を決めたら、まずは、電話で一報を伝えるべき」と、前回の記事で書きました。

電話は緊張しますが、書類だけで済ますべきではない事柄なので、勇気を出して電話しましょう。

電話で伝えるばあい、静かな場所で、あせらず、ゆっくり話しましょう。そのためにも、手元に台本を置いて話すことをおすすめします。

(例)
○○大学の●●です。
先日は内定を頂き、ありがとうございました。

色々と検討しまして、大変非常識なことで、本当に申し訳ないのですが、
今回、御社の内定を辞退させていただきたいと思い、お電話いたしました。

(理由などを質問される可能性があります。その説明は用意しておきましょう。その説明の間にも、「非常識ではありますが」と挟んで、お詫びの気持ちを出しましょう)

大変申し訳ございませんでした。


こうやって、お詫びの気持ちを繰り返し伝えましょう。
ポイントは、ひたすら繰り返し詫びることです。そこまで謝られたら、あまりキツいことも言えないな、と思うくらい詫びることです。

謝罪の目的は「謝罪の言葉を伝える」のではなく「必死に謝ろうとしている姿勢を伝える」ことにあります。この微妙な違いを取り違えると、火に油を注ぐようなことになります。

その後「内定辞退の書類を送ってほしい」など相手の指示があると思いますので、従いましょう。


A「手紙を送る場合」

手紙の場合は、到着までに日数がかかりますので、あまりおすすめできません。まず電話で伝えて、その後書類を送るのがよいでしょう。

例えば会社を辞める時、テレビドラマの一シーンのように「いきなり辞表を叩きつける」ような場面はめったにありませんし、それはマナー違反です。まずは、上司に直接会って、その意志を伝えます。そのあとで辞表を正式に提出するという流れが、常識的とされています。

一般にビジネスの世界で、目上の人に対していきなり書類を送りつけるのはマナー違反です。「こういう事情でこういう書類を送ります」と事前に口頭で説明するのが、マナーです。

理不尽、回りくどい、面倒と感じるかもしれませんが、仕事では必ずそのほうがスムーズに進みます。
こういう細かいことを誠実にできる人を、仕事ができる人、といいます。

就職活動では、細かい敬語などを覚えるよりも、できるだけビジネス界の基本ルールを知ってほしいと思います。企業側の常識を知ることで、企業とのやり取りがスムーズにいきますし、入社後も早く一人前になれるでしょう。

内定辞退も、企業側の常識的なルールにあわせて、書面をいきなり送りつけるのは避けましょう。

実際の文書の書き方ですが、宛名等の書き方は、別記事「書類送付状の書き方」に書いている例を参考にして下さい。同じで構いません。

文章は、あまり長くなっても読むほうが面倒ですし、短かすぎると誠意が伝わりません。ちょうどよい分量が重要です。

(例文)
拝啓 貴社益々ご清祥のことと、お慶び申し上げます。
このたびは、貴社の採用内定を頂戴し、誠にありがとうございました。

私にとっては大変光栄な話でしたが、悩んだ結果、○○と考え、大変非常識ではございますが、今回の内定については辞退させて頂きたいと考えております。

貴社の皆様には、お時間を割いて選考をして頂いたのに、期待に応えられず、誠に申し訳ありません。
誠に無礼とは存じますが、どうかご容赦頂ければと存じます。

今後とも、貴社のご発展を、心よりお祈り申し上げております。

                              敬具


○○の理由の部分は、「〜の業界で働きたいという思いがどうしても強く」とか、「別の分野で自分を成長させたいと考え」など、具体的な企業名を出す必要はありません。どうしても言いたくなければ、「一身上の都合により」でも構いません。

いずれにせよ、相手が感情的にならないように、きちんと誠意を持ってお詫びすることが重要です。
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2007年09月12日

面接で緊張してしまう人へ

Q.就職活動中の大学生です。
面接では、どうしても緊張してしまい、きちんと考えて話すことができません。
あとから振り返ると、言うことを間違えたり、もっと言うべきことがたくさんあったり、
毎回後悔しています。
緊張しないで済む方法はありませんか?


A.面接ひとつで自分の人生が変わってしまいますから、とうぜん緊張するでしょう。
もし緊張しない人がいれば教えてもらいたいものです。
私は今でも面接官のとき、緊張して声が裏返ってしまいます。

緊張しない人はいません。あなたは当然の反応をしているだけです。
あなただけではなく、同じように周囲の人も緊張しているのですから、
まずは条件は同じだと思ってください。

ただ、少しだけでも緊張をほぐすことができれば、気分は大きく違いますよね。

面接は、スポーツや楽器の演奏だと思ってください。

個人差はありますが、誰でも、
「たくさん練習したらしただけ、落ち着いて、ミスしなくなる」ということだけは、まぎれもない真実です。

その前提で、役に立つかわかりませんが、3つ、アドバイスをさせてもらいます。


1.とにかく面接をたくさんやる。

「慣れる」以外に、緊張をほぐす決定的な方法はありません。
慣れるためには、たくさん経験するしかありません。

そのためには、たくさん企業を受ける。
いきたいと思っている企業が、10社あれば、最低でも30社は受けましょう。


企業側にとっては、志望していないのに練習台として受けられるのは不本意ですが、
学生側から言えば、絶対に必要な経験です。

最初の面接から、言いたいことをスラスラ言える学生さんはいません。
どれだけ「話し上手」と言われる人でも、それだけは真実です。

その意味で、むしろ「話すのが上手だ」と自信を持っている学生さんのほうが、心配です。

誰でも、何度目かで、「なんとなく、話せるようになってきた」という感覚がでてきます。

だから、第一志望の企業は、できるだけ最後のほうに面接するようにしましょう。

そうはいっても、志望している企業の採用スケジュールが早い、
という場合は、志望していない他業種でもどこでもいいから、事前に面接を受けましょう。


その会社に、入る気がなくても、面接の経験は貴重です。
志望動機などは、平凡なものでかまいませんので、
きちんと面接の場でうまく話せるようにするためには、練習として必須の経験です。

面接を受けるのはタダです。
(交通費や履歴書の郵送代がいるかもしれませんが)

タダで、面接を経験できるのですから、こんなにお得な授業はありません。

プロの役者が、映画のワンカットのために、何時間練習しているか?
プロのスポーツ選手が、一瞬のプレーのために、何年練習しているか?


そう考えると、練習していなければ、「緊張する」「ミスしてしまう」のは当然です。

才能や性格の問題にするのではなく、練習の量の問題なのです。


2.面接に代わるもの

部活もゼミもバイトもあり、時間は無限にあるわけではありません。

スケジュールの関係で、たくさん企業をうけるわけにはいかない、
という場合は空いた時間で、できるだけたくさんそれに近い経験をしましょう。

●模擬面接

これが一番いいですね。私もよく依頼されて面接官役をやります。
このブログの読者の方とも、たくさん模擬面接やカウンセリングをやりました。

学校の就職課でも、やっていますよね。
そういうことをやってくれる人がいれば、ぜひ頼んでみましょう。

そして、必ず「なにがよかったか?」「何がよくないか?」「姿勢・表情はよかったか?」
とフィードバックを求めましょう。


他人の視点で見てもらうことが重要です。
自分でいくら鏡をみても、見ているのは自分です。
あなたを評価するのは他人です。



●OB訪問

学生生活をするなかで、「社会人と話をする」という経験じたいが、そもそも少ないですよね。

スーツを着た中年の人と話をするだけでも緊張するものです。

だから、まずはできるだけたくさん社会人と話しましょう。

OB訪問は、基本的には親しい先輩からはじめるべきですが、
「面接慣れ」するためには、あまり親しくない人とも多く話すことがいいでしょう。

親しい先輩に、「色々仕事について聞ける人を紹介してください」といえば、たいてい紹介してくれます。

知らない社会人と話すことで、緊張することに慣れましょう。
その緊張のなかでも、自分の考えをはっきり相手に伝える経験を積みましょう。



3.記録をとれ

とにかく就職活動中はメモ・記録をとりましょう。

いきなり慣れないことをはじめるわけですから、また、いくつかの企業の就職活動を同時並行で進めるわけですから、頭の中が整理できないのは当然です。

記憶に頼らず、文字にすることで、
あとから正確に振り返り、反省できます。

反省することで改善・成長し、自信がうまれます。
緊張をほぐすためには、自分を知ると生まれる、自信が必要なのです。

反省のないところに、成長はないし、自信もうまれません。



以前、「就職活動ノートをつくろう」、と書きました。

記憶は少しずつ消えていきますし、嘘をつきます。

正確に思い出すために、面接のたびに記録しましょう。

1「どんな質問に」
2「どう答えたか」


の2つだけでかまいません。

時間がたつと、だいたいの内容は覚えていますが、どんな表現をしたか、覚えていないものです。

面接では、内容だけではなく、どういう言葉・文書でそれを言ったのかも重要です。

記録がなければ、振り返って反省し、改善することができません。
やりっぱなしではなく、記録する。

会社に入ったあとでも、とても重要な習慣です。


以上、色々と書きました。
緊張をうまくコントロールする方法は、根本的にはありません。

新人のデビュー戦で活躍するスポーツ選手がいますよね。
才能や性格が天才的だから、デビューから活躍できるのでしょうか?

彼らは、学生時代から数多くの試合を経験し、失敗を重ね、反省し、気が遠くなるほど練習を繰り返し、自信をつけてきたからこそ、現在は緊張をコントロールできているのです。

そこには緊張をコントロールする方法論があるのではなく、まずは「経験した量」がモノをいうのです。


就職活動においては、あなたはそのスポーツ選手のデビューと同じです。
才能とか、性格のせいにするのは、現実逃避です。

実践→反省→練習→実践

このサイクルをどれだけ多く繰り返したかが、問われています。
どんな人でも、このサイクルは回せますし、その結果、かならず成長します。

毎回、反省をすれば、量がかならず質を生むということです。

面接はやればやるほど、緊張が自信にかわっていくのは、面白いものです。

30回ほど面接をすれば、ほとんどの人は、最初の面接の2倍は上手になっています。

要は、就職活動の早い段階で、30回、やるかどうかなのです。

家で1人で自己分析を繰り返すのではなく、外で、人と会いましょう。
就職活動は、実践の中でしか見えないものが多くあります。


楽しみながら、自信をつけていきましょう。
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2007年08月22日

都市伝説は不安を表す

毎年の風物詩といってしまえばそれまでなのですが、就職活動の学生のあいだで、
まことしやかに語られる噂があります。
都市伝説といっていいでしょう。


「説明会の案内に、"服装は自由"って書いているけど、実はそれどおりに私服で行った人は落とされる」

「●●業界は○色のスーツはダメ」

「面接で出されたお茶を飲むと、"失礼なやつ"として評価が下がる」

「学歴不問と書いている会社は、実は学歴を調べている。結局学歴重視だ」


よく聞く噂ですし、そのほかにも、たくさんこの手の噂があります。
残念ですが、どれも私の経験上、あり得ないことです

もし、「"私服でOK"と書いていて、実はスーツでなければ落とす」、ということが本当なら、
その会社は嘘をついているということですよね?

そんな嘘を会社の人事部が考えて決定するなんてことは、まずあり得ません。
発覚して訴えられたらどうするんでしょう?

だいいち、会社としても、忙しい時期にそんなことをチェックする手間はかけられないですし、
会社が出したメッセージをまじめに受け取って、私服で来る学生を落としても、何も得しないのです


多くの学生さんは、"私服OK"の説明会でも、スーツで来られます。
10年前であれば、ほぼ全員がスーツでしたが、最近はカジュアルの方も増えています。
クールビズなどの影響もあると思います。

学生さんが不安になるのは、よくわかります。
「"私服OK"と書かれてあっても、スーツでいくのが社会人の常識なのか」、と考える人も多いでしょう。

もし不安であれば、スーツで行けばいいと思います。不安なまま就職活動しても、いい結果は得られませんから。

ただ、そういう噂に振り回されることは、危険だと知ってほしいのです。


特に、就職活動においては「自称、会社通の学生」というのが出てきて、
「あの会社は実はこうだ」とか「あの会社ではここを見ている」とか語りたがる学生が現れるものです。

そういう人に限って、「実はスーツでいかないとダメ」といったことを本気で語っています。



おそらく不安なのでしょう。

"私服OK"が何を意味しているか、また、スーツで参加した自分が正しいのか、わからなくて不安になり、
精神安定剤として、そのような噂が自然発生的に出てくるのだと思います。

多くの都市伝説は、みんなが心のどこかで「そうあってほしい」と求めているからこそ流行するものです

他の2つも同様です。

出したお茶は飲んでください。
ビジネスの世界で、それを失礼と思う人はいません。
私も、お客様の会社で、お茶を出されれば、飲みます。
水分をとったほうが話しやすいからです。

また、「学歴不問」と書いて、学歴重視をする意味はなんですか?

世の中には学歴重視の企業はもちろんあります。
大手金融機関、商社、官公庁など、やはり内定者は圧倒的に有名大学の方が多いです。
そういう会社は、最初から大々的に「学歴不問」とは言いません。
学歴も評価基準の(重要な)一つとして含まれています。

一方で、「学歴不問」と明確に宣言しているのは、会社の意思です。
ほんとうに優れた人材を採りたいのです。

そこであえて学歴を重視する必然性がありません。
そんな姑息な嘘をついても、得をしないのです。


学歴不問、と書けば、いろんな大学の多くの学生がエントリーするでしょう。
学歴を重視しているなら、結局、学歴が低い人を落とすわけなので、エントリーが増えるだけ手間が増えて、何もいいことがありません。

加えて、とくべつ企業イメージがよくなるわけでもありません。
採用情報は学生しか見ていません。顧客向けにPRを充実させたほうがよほど効果があります。

「学歴不問と言っている会社も、実は学歴で採用している」といった噂は、
悲しいかな、一流、有名大学で飛び交っています。

それも、不安だからだと思います。

一流大学の学生にとって、本当にポテンシャルだけで勝負するのは、恐怖だと思います。
そもそも、一流大学にいる理由は、受験勉強ができた、ということだけです。もちろんその経験は、仕事にも役に立ちます。
しかし入学したあと、たいていは一生懸命勉強したり、就職活動に備えてきたわけでもありません。

大学入試とは異なる基準で選ばれた場合、自分が選ばれないという不安があります。
そんな不安が、「実はあの会社は学歴を見ている」という噂を生んでいるのだと思います。
心のどこかでは、学歴を重視してほしい、という期待があるのだと思います。


最後に、

「採用の裏事情は、実は〜」という、就職活動中に広がる噂は、ほとんど根拠がありません。
情報が不足している中で、そういう情報を信じてしまう不安な気持ちはよくわかります。

説明してきたように、そういう噂を語る人の、内なる不安もよくわかります。


ただ、信じてほしいのは、企業は皆さんが噂されるほど、嘘つきではないということです

嘘をつくメリットがありませんし、
むしろ、企業からのメッセージをもっと素直に受け止めてほしいとさえ思っています。

企業が競争に勝って成長していくために、いい人材を確保するのは、本当に重要なことなのです。
適当に人を採用して企業が生き残れるほど甘い時代ではないのです。

「優秀な人材がほしい」、ただそれだけなのです。
切実です。

そこで言う優秀さは、説明会の服装や、面接のときの髪型や、敬語の上手さや、スピード写真と写真屋の写真の違いなどには、ほとんど現れません。

会社としても、そんな優秀さと関係ない「瑣末な」ことの評価で、エネルギーを使いたくないのです。

ほとんど実力勝負です。
ほんとうの実力を、本気で見ようとしています。


もちろん縁故入社や青田買いなど、ないとは言いません。
でも、そこに関係ないのであれば、それを意識していても、仕方がないんじゃないでしょうか?

大切なことは、変な噂に惑わされず、瑣末な礼儀作法にエネルギーを注ぐのでもなく、
(最低限のマナーは知っておく必要がありますが、あくまで最低限で十分です)、
企業への、仕事への情熱と、あなたの魅力を、どう相手にぶつけるか、誠心誠意伝えるか、真剣に考えてください。
最終的には、そこにしか答えがないのだと思います
posted by career2.0 at 04:11| Comment(0) | TrackBack(3) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月30日

大量採用時代の不幸

すっかりご無沙汰しており申し訳ありません。

ニュースでもよく報じられていますが、団塊世代の大量退職に伴い、新卒採用が拡大しています。
私のような職業にとっては、仕事が増えてありがたい話なのですが、
(だから、ほとんど更新できなかったわけですが)、
転職希望者にとって果たして本当によい話なのか、一旦冷静に考える必要があります。

就職するときに最も困難なのが、自己分析でも業界分析でもなく、
「10年後を考える」ということです。

今までは、中学→高校→大学と数年単位で進路を選んできました。
数年先に重要な岐路があるということなので、数年間の生活を考えればよかったと思います。
大学生の生活は、特にその日暮らし的になりがちです。
10年後、いくらかの人は結婚しているし、その何割かは子供もいるでしょう。
10年後のその時、最も幸福な状態になるべきです。
では、そのために今は何をすればよいのでしょうか?

そんな先のことはわからないから考えない、という選択肢もあります。
考えた上で、そのような結論に至り、覚悟をもってとりあえず目の前のことを乗り越えていく、という判断も正しいと思います。
ただ、多くの人がそのような冒険的な人生を送るのでしょうか?

もっと安定して、計画的に生きていきたいという人もいるでしょう。
その人は、ちゃんと10年後のイメージがありますか?
そこから現在やるべきことを見つけ出せていますか?

10年以上前の話ですが、かつてバブルの時代に、大企業は大量採用を繰り返しました。
彼らは、今では「バブル世代」として、若手にとってはやや迷惑な存在になっています。

何か仕事で失敗すると「あの人はバブル世代だから」。
そこそこ仕事ができても、同期が多くて「余っている」。

そんな状況です。

逆に、2000年前後の氷河期に就職した人は、もともと狭き門をくぐっただけあって優秀です。
また、同期が少ないということもあり、一人一人がしっかりと会社からケアをされています。
若手の少ない会社で重宝されてしっかり重要な戦力として成長いる場合も多いです。

入社後、どちらが幸せかは一目瞭然です。

大企業は、将来のビジネスの精緻な予測に基づいて人員計画を立て、採用をしているのではないことを、
この10年なされた大量のリストラが証明しています。

とりあえず学生を採っておこう、他社に採られそうならうちも採ろう、どうなるかわからないけど採っておこう。
大企業であればあるほど、意外とそういう発想をします。
大企業のビジネスはシンプルではないので、将来予測がしづらいということもあります。
余裕があるうちに人をとろうという発想は、企業の戦略的に全く間違いとも言えません。

ただ、バブル入社の人たちが証明しているように、
学生にとって「入りやすい=将来的に安心」という発想は、全くの間違いです。

競争のタイミングが就職から入社後へ変っただけで、
入社後、厳しい視線にさらされる分、この時期の入社は逆につらいかもしれません。
つまり、10年後の安定を考えて、入りやすい時期に大企業にとりあえず入った人にとっては、
全く逆の結果が待っているかもしれません。

将来予測は実に難しいです。未来は誰もわかりませんので考える意味がない、と思いたくなる気持ちもわかります。

しかし、将来を具体的にイメージし、そこから現在のあり方を考えるシミュレーションが日ごろからできていない人は、
普段の仕事でも、半年後の仕事のゴールのために現在の業務をコントロールするという、仕事のマネジメントができないケースが多いです。


マネジメントというのは、描いたゴールのために現在の行動を最適化することです。
そのゴールまでの期間には長短があり、長いほうを「将来像」、短いほうを「成果」と呼んでいるに過ぎません。

就職活動は、短期の成果と長期の将来像との両方を考える、人生にとってとても魅力的な機会です。
なかなかない機会ですので、ぜひ考えられるだけいろんなことを考えてください。
その経験があとで、あなたの重要な財産になります。
posted by career2.0 at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月10日

就職活動の成果とは

就職活動の学生のみなさん。
7月になり、大手企業の一部は、採用予定人数を確保し終わっているようです。
一方で、まだまだ採用を続けているところもあります。

志望企業に内定をもらった皆様はおめでとうございます。
疲れたかたは、少し休憩するとよいでしょう。

一方で、まだ就職活動中の皆さんは、決してあきらめないで下さい。
「内定を先にもらった/後にもらった」という比較は、
会社に入ってみれば、何の意味もありません。
先に内定を得たら、入社した後に有利だということも全くありません。

もうすこし辛抱強く就職活動を続けることで、必ず大きな何かをつかむと思います。

それは、内定という具体的な果実であり、
多くの会社の第一線の社員と話したという入社後は得がたい経験であり、
それ以上に、辛抱強く続けることが必ず成果を生むという、今後の人生の基盤となる自信です。

そのためにいくつか心構えを下記に示します。

●志望が明確な人は、決して折れないで、志望を貫いて下さい。
どうしても、就職活動に疲れて、行きたい会社よりも内定をくれた会社に行きたくなります。
その選択を否定はしませんが、疲れやストレスで意思決定を曲げていては、
仕事をしてもっと大きなプレッシャーがかかった際に、やはり楽なほうを選んでしまいます。
ご自身のためにも、もうひと踏ん張りしてください。

●自分の変化を素直に見つめて下さい。
前の意見と矛盾するかもしれませんが、
就職活動を通じて、いろんな会社にいき、いろんな人にあって、
学生時代の視野の狭さに気づいたと思います。
当初の仕事についてのイメージが変化し、
「つまらなそう」と思っていた仕事の魅力にも気づいたでしょうし、
「面白そうな仕事」のつまらない部分にも気づいたでしょう。

それらの事実を冷静に見極めてください。
そして、自分の認識の変化を、客観的に捉えましょう。
その変化こそが、あなただけの独自性です。

当初のイメージと何が違っていて、何が正しかったのか。
なぜ間違ったイメージをもっていたのか、なぜ変化したのか。
自分はどのような情報から、どのように判断する人間なのか。
どんな人に影響を受けて、どんな人からは影響を受けなかったのか。

就職活動の前に多くの人は、自己分析をするとは思いますが、
そこで終わってしまっては、その分析は大きな価値を生みません。

自己分析の最大の機会は、就職活動そのものです。
就職活動が終わった後の自己分析と言ってもよいでしょう。
それが今後の人生に役立つ、就職活動の最大の成果でもあります。

就職活動中、会社や仕事について多くの情報を仕入れ、真剣に考えることで、
自分の中にいくつか変化がおきたのだと思います
(起きない人もいますし、それでもいいと思います)。

その変化/変わらなかったものを冷静に振り返ると、自分がどのような人間か、
自分の強さ、弱さ、影響のされやすさ、頑固さといったものが明確になると思います。

その結果得られた、自分についての冷静で客観的な理解は、
言葉を換えれば「自分自身の可能性と限界とを知る」ということであり、
それが真の自己分析です。

皆さんは今後何十年つづく、社会人人生のスタートにおいて、
内定以上の大きな武器を得たということです。

ご活躍をお祈りします。


「飛べないということの自覚が、ここに立ち続ける力を与えてくれる」
by ウィリアム・エンプソン
posted by career2.0 at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月11日

内定辞退の方法

ゴールデンウィーク中に頂いたご相談の中で、最も多かったのが「内定辞退」についてです。

07年4月入社の新卒採用において、大手企業はこのゴールデンウィーク前後に続々と内定を出しています。

そんな中、
「内定が出たあと、他にもっと行きたい企業がみつかったけど、どうすればいいですか?」
「内定が出て内定承諾書にサインした場合、他の企業にいくことはできないのか?」
「内定辞退をしたら損害賠償請求されるという噂は本当か?」

このようなご相談を多数頂きます。

確かに内定が出るのはうれしいのですが、それを受けるかどうかは、就職活動の一つの山場といえますね。第一志望以外の内定については、悩むと思います。

会社側の考え方をご説明し、きちんと辞退する心構えをお話ししましょう。

@ 内定辞退は可能か?

可能です。
企業が内定を出して、応募者が内定承諾書を提出したり、口頭で承諾した後も、辞退することはできます。

(※内定を出した直後で承諾する前であれば、内定を辞退するのはよくあることですし、すぐに断れば何の問題もありません。企業側も驚くことはありません)

まず、会社はある程度、内定辞退を覚悟して、採用計画を立てています

内定辞退をしたところで、「その学生を訴える」などといった物騒なことは、まず起きません。会社としても「あの会社は内定辞退者を訴えた」などと噂が流れれば、翌年以降、応募者が減ったり、選考途中で辞退する人が増えることは簡単に想像できますよね。訴えると会社も損します。

基本的に、内定辞退は応募者の自由です。

入社承諾書など、書面で契約があったとしても、それよりも職業選択の自由は優先します。個人的にも、自分のキャリア、人生を真剣に考えた上での決断であれば、内定辞退もしかたないと思います。

だからといって、「基本的な権利だ」というように、内定辞退を当然だと主張する方もいますが、それはおすすめしません。

「権利」ではなく「マナー」の問題として考えれば、マナー違反なのは事実です。

そこをわかった上で、あくまで「マナーとしてはよくないけれど、真剣に考えた結果なので、許してほしい」というスタンスで辞退を申し出るべきです。

一方会社側も、想定していたとはいえ、内定辞退はなかなか嫌なものです。

A なぜ、会社は内定辞退を想定しているのに、内定辞退を嫌がるのか?

理由は3つあります。
会社側の事情を考えて、心構えをした上で辞退の理由を説明する必要があります。


1つ目は、みなさんおわかりだと思いますが、感情的な理由です。

会社が内定を出すということは、「その人を会社のメンバーに迎え入れる」という重要な意思決定をしたわけです。その意思決定のために、人事部門中心に多大なエネルギーを使っています。
それが報われないのですから、やりきれない思いはあるでしょう。

また担当者自身、その応募者を見込んだ・惚れ込んだ、という思いもあるでしょう。さらにその人に代わる人を採用しなければいけない苦労を思うと、なかなか冷静には受け入れられません。

したがって、内定辞退を申し入れる応募者は、その感情に配慮しながら、深くお詫びするという姿勢で辞退を伝えるべきです。


2つ目の理由は、採用担当者の社内評価の問題です。

採用担当者は、会社の基準を満たす優れた学生を、計画した人数採用する、という責任を持っています。

内定辞退者が増えると、採用人数が足りなくなることがあります。あるいは、本来内定を出したくない学生、つまり評価基準を下回る学生を採用しなければいけない事態も起きます。

新入社員の質が下がること、そして期待した人数採用できないこと、これらはもちろん採用担当の失態として、彼らの社内での評価を下げることになります

具体的には内定辞退が増えると、「担当者が学生に会社の魅力をしっかり伝えきれていない」「内定を辞退してはいけないというモラルを厳しく伝えていない」と判断され、その責任を問われ、評価に影響を及ぼす事態になります。
したがって、採用担当者にとって内定辞退は、自分の将来のためにも簡単に処理できない問題と言えます。


3つ目、最後の理由は、「評判」です。

「あそこの内定辞退は簡単だ」という噂は、今やネット経由ですぐに広まります。会社はそのような噂をされるのを極端に嫌います

その噂によって「あの会社は断りやすいから、とりあえず内定だけもらっておこう」と判断する学生が増えるでしょう。
すると、内定者と実際に入社する学生とのギャップが大きくなり、採用計画が立てられなくなる(つまり、何人に内定を出せば、何人が実際に入社するのかわからない)という問題を抱えることになります。

つまり、「ナメられないようにしたい」と会社は常に思っているわけです。

そのため、内定辞退をした学生をかなり厳しく怒ったり、問い詰めたり、極端な例ではコップの水を学生にかけたり、といったことまで企業によっては起こります。

もちろん、そのような厳しい対応が行き過ぎると、逆に今後の採用がしづらくなるのは冒頭にご説明した通りです。

会社側は、厳しくしすぎると学生がおびえて選考辞退が増えるし、優しくしすぎるとなめられて真剣ではない内定承諾が増えてしまう、というジレンマのなかにいます

そういう事情を考えて、内定を辞退する場合は誠実に、理由もはっきりと伝えましょう。


B 伝える方法

手段は、電話がよいでしょう。(礼儀としては訪問するのがベストですし、実際に「会いに来い」という会社もあります。ただ普通は、訪問して忙しい採用担当者の時間を空けてもらうこともよくないと思います。)

メールをした上で、電話をするという方法も可能だと思います。しかし、ご説明したように感情的な要因も絡みますので、メールだけで済ませるのは、ビジネスマナーとして正しくありません。

会社によっては、内定辞退によって、採用計画が狂うわけですから、もし採用人数が足りない場合は、一日も早く別の人を採用しなければいけないわけです。だから内定辞退は緊急性のあるテーマです。
会社がすぐに欠員補充する活動をはじめるためにも、急いで電話で伝えるほうがよいでしょう。

いずれにせよ、必ず肉声できちんとつたえましょう

電話だけであれば、本人の確認ができない(なりすましもあり得る)ので、後で辞退の書類を提出するよう求めるケースもあります。その場合は従ってください。

会社があまりにひどい対応をする場合は、遠慮なくご相談ください。会社は学生になにをしてもいいというわけではなく、誠実に説明する学生には誠実に対応すべきです。会社が理不尽な対応をしてきたら、その時は色々と対策を考える必要があります。

では、皆さんがんばってください。

具体的な内定辞退の伝え方は、次の記事を参考にして下さい。

<内定自体の方法 A 〜どう伝えるか>
posted by career2.0 at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月28日

「高卒OK」でも大卒有利?

【ご相談内容】
一般事務職の求人で、「高卒以上」という応募資格の場合でも、一般的には高卒より大卒のほうが採用されやすかったりするのですか?
中途の一般事務職の給料は、経験があったほうが給料は高くなると思いますが、そのほかに年齢や、学歴は関係ありますか?

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posted by career2.0 at 18:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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