2009年01月04日

不況期に何をするか

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
昨年後半は、私も本業で大忙しでした。多くの企業が、非正規社員の契約解除、採用内定の取消、正社員リストラ、採用計画の見直し、といった組織のダウンサイジングへの取り組みをせざるを得ませんでした。

企業の社員は、新たな可能性を求めて転職するよりも、今の会社にどうやってしがみつくか、
学生は、新たな可能性を求める成長企業よりも、潰れない安定企業にどうやって入るか、
という視点で、自分のキャリアを考えるようになるでしょう。

それは仕方ないことですが、もう少し視点を変えてみましょう。

不景気は常にチャンスです。
そう考えるべきです。

いま、多くの企業がダウンサイジングをしています。
端的に言えば、人を減らして、自分達の企業の売上、付加価値に対応したサイズまで、組織を小さくします。
それはリストラという悲しい一面をもちながらも、私たちにとって決して災難ではありません。

組織がムダを省き、贅肉をそぎ落とした状態であれば、景気が上向いた時に、採用をはじめやすくなります。

かつて、景気が上向いても、「団塊の世代が多くいるので、それが退職するまで、若い人を増やせない」という状態がありました。
次に景気が回復すれば、その心配はなく、当時よりも売上の拡大にあわせて人を採用しやすくなります。
今後の景気次第ですが、数年前の景気回復とは大きな違いだと実感しています。
そして、誰が見ても「あまり働いていない人」がたくさんいて、若い人を増やせない状態よりは、よほど健全だと思います。

みなさんご自身も生活レベルで、そうやっているでしょう。
収入が減ったら、外食を減らし、携帯電話の料金プランを見直し、家賃の安い場所に引越し、タクシーの利用を減らし、家の中の売れるものは売ってしまいます。
そうして、ムダを省いた暮らしを続けるなかで、収入がもし増えたときに、十分に吟味して、本当に必要なものを買うことができるはずです。
収入が高くてもムダだらけの生活のなかでは買えなかったものを買うことができるはずです。

組織は生きものです。定期的な新陳代謝が必要です。新陳代謝を繰り返して、不要なものを削り、必要なものを取り入れる。
景気が良かろうが悪かろうが社員の雇用を守り続けるのが社会的責任だ、という感情的な議論は、残念ですが現実的ではありません。

景気は循環します。もちろんいつ景気が上向くか誰もわかりません。
そして、過去のどんな不況の時も、いつ景気がよくなるのか知っていた人はいません。

景気の下降局面で、したたかに実力をつけて、いずれ景気が上向いた時に必要とされる人材になっているのか、
それとも、会社にしがみつくこと、安定した会社に入ることに熱心になりすぎて、
景気が上向き、新しい競争が始まったときに、使えない人材になっているのか、

簡単なことではありませんが、バブル期の「真面目にやらなくても同期で給料が一緒」という時代より、健全な時代ではないかと思っています。
今年も、皆さんの就職・転職を当ブログで応援していきたいと思っています。
よろしくお願いします。
posted by career2.0 at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月24日

「厳しい」と「悪い」は違う 〜いわゆる「ブラック企業」について

■どんな企業が「ブラック企業」と呼ばれているのか?

「ブラック企業」という言葉が、ここ数年インターネット上を中心にいろんな場所で語られています。
「あそこはブラックですか?」という質問もよく頂きます。

そもそも「ブラックとは何か」という定義を知らなかったので、答えようがなかったのですが、気になって調べてみると、かなり曖昧な言葉です。
そして曖昧な言葉にかぎって流行して、まるで世の中には「ブラック企業」という客観的に規定された企業があるのだと誤解されたままイメージだけが流通するものです。

私は最初、組織ぐるみの犯罪行為を行っている企業のことを「ブラック」と呼んでいるのかと思いましたが、
いろいろ聞いたり読んだりしてみると、ノルマが厳しい体育会系の会社や、労働時間が長い会社も「ブラック」に分類されているようで、
大きく分類すれば、下記の3要素のうちの一部もしくは複数を持っている企業が、ブラックと呼ばれているようです。

1.キツい (労働時間が長い、休日出勤がある、その割に低賃金)
2.厳しい (ノルマが厳しい、評価が厳しい、叱責などが多い)
3.悪い  (犯罪行為を行っている。違法行為を意図的に行っている)


この全てを満たしていれば、ブラックと言いたくなる気持ちはよく理解できます。
しかし、ただ仕事がキツいとか、ノリが体育界というだけでブラックと呼ばれるケースもあったり、
主観的な好き嫌いを企業の評価に持ち込んでいるケースがみられます。

■本当にブラックか?
例1.
新人は飛び込み営業を、半年間行う。
ノルマが厳しく、未達成だと厳しく叱責される。

こういう情報だけで「ブラックだ」と言われるケースが多々あり、それは誤解を招きやすい使い方だと思います。

この程度の情報だけでその企業はブラックだと言う人は、ただ「自分には営業が合わない/したくない」と言っているに過ぎません。

ある種の人にとっては、デスクワークでずっと数字を眺めるよりも、ノルマをもって飛び込み営業するほうがよほど楽です。
ノルマのない営業など考えられないし(無いとはいいませんが)、誰かが飛び込まなければ、新規の顧客をだれが開拓するのでしょうか?

誰かがやらなきゃいけないのに、自分が苦手なことをやらされる企業のことを「ブラック」だと言うなら、それは「ブラック」ではなく、「自分が行きたくない会社」というべきです。
そこでいきいきと働いている人もいれば、そこで高い成績をあげていい給料をもらっている人もいます。
厳しい環境で営業力を養うのは、営業系の会社の宿命であり一つの個性です。
もちろん暴力など違法な行為は責められるべきですが、営業=キツい=ブラックという単純な連想ゲームをしていては、企業について何も理解できません。
例2.
成績の低い社員が、厳しい研修プログラムに配属されたり、仕事を与えられないなどで、退職に追い込まれる

いわゆるリストラの一部ですが、こういう企業も一部でブラックと呼ばれています。
これも判断は難しいところです。
もちろん会社は新卒で採用したなら、その人の能力を引き出す努力をしなければいけません。
しかしそれでも成績のずっと低い社員が会社にたくさん残っていて、そのまま中堅層になっているとしたら、その会社は若い社員にとって魅力的でしょうか?
彼らを雇い続けることで、人件費が圧迫され、若手のみならず、正社員になかなかなれない派遣社員、契約社員にしわ寄せが来ているのではないでしょうか?

■誰にとっての「ブラック」なのかが重要

つまり、誰かが「ブラック」と言っても、別の誰かにとっては「いい会社」であったりします。

全てがブラックな会社はありません。誰かにメリットがあるからこそ、企業は成立しています。
また、一点の曇りもない真っ白な企業というものもありません。
「社員は家族」と終身雇用を高らかに宣言している大手メーカーも、その結果日雇い派遣を酷使することになり、ようやくそれが知られてきました。それはブラックでしょうか?ホワイトでしょうか?
光と影はあらゆる場所で存在しています。マスコミで褒めている企業はいい企業、マスコミに叩かれているのは悪い企業、と素直に信じるのは不幸のはじまりです。

私たちが企業をみるときには「ブラックかどうか」ではなく、
「誰にとってブラックなのか?」「私にとってはどうなのか?」、冷静に見る必要があります。


「あそこはブラック」という噂だけで行動するのは愚かです。
企業は人と同じで、「みんな嫌がるけど自分にとっては最高」ということがしばしばあります。「みんなが褒めるけど、自分には合わない」という企業もあります。
それを検証するのが就職・転職活動であるはずです。

誰かの判断、どこかの評価、他人がつけたランキング、そういうものに最後まで振り回されるのが、一番の悲劇だと思います。

■「ブラック企業」はないのか?

とはいえ、「ブラック企業」という議論に意味がないとは思いません。
組織ぐるみで犯罪行為を行っている企業をブラックというのであれば、それなら理解できます。
それはブラックと曖昧な用語を使うよりも、単に「犯罪企業」です。

それ以外で、ブラックな企業とは何でしょうか?
多くの人が言いたいのは「経営陣が人を大切に思っておらず、従業員から違法に搾取している企業」ということでしょう。

そういう企業に入りたくないという思いはわかります。入るべきではないでしょう。

ただ、そういう企業かどうか判定するのに「ノルマが厳しい」という視点だけでみると間違いを犯します。

「厳しい」と「悪い」は大きく違う概念です。厳しい企業を避けたい気持ちはわかりますが、「厳しいけど成長できる」企業も多いです。
つまり、「キツイ」、「厳しい」と「搾取している」は別です。
「搾取する企業」こそ、告発されるべきでしょう。
ここで言う「搾取する企業」とは、「自己責任という名のもとに、会社のすべき負担を社員に負担させている企業」です。

● 制服や仕事に使う備品などは自分で買い取り
● 交通費や電話代など、業務上必須なのに自腹
● 遅刻や欠勤に罰金がある
● ミスが罰金(例えば間違って注文したらその金額は自腹)
● 労災など、業務上の事故や怪我などの費用を社員に負担させる

これらは、違法性が高いので、もちろん「違法な企業」と言ってしまえばいいのですが、
対従業員への犯罪という意味で、特に「従業員にとってブラックな企業」だとして、共有されるべき情報でしょう。
posted by career2.0 at 20:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 会社のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月16日

中途入社では活躍しづらい会社

しばらく更新できず、問い合わせを頂いた皆様、申し訳ありません。

いま、現場の感覚では「就職・転職市場は急速に冷え込んでいる」という印象を持っています。
昨年や一昨年など「売り手市場」と言われていたものが、サブプライム問題に端を発して、銀行は信用収縮(要するに貸し渋りや貸しはがし)傾向にあります。全体的にお金が停滞して、その結果ビジネスも人も停滞しているような感覚でいます。企業の見極めが本当に重要です。

ただ、この間もこのサイトから多くの方のご相談を頂き、回答させて頂きました。
その一部をここで共有したいと思います。

転職活動中です。中途入社の人が、活躍できるような会社に行きたいと思います。一方で、中途入社した人が、あまり活躍できない会社もあると思います。どうすればそれを外から判断することができますか?

たしかに、企業によっては、中途とプロパーとの間に歴然と差がある場合があります。
もちろん人事制度上の差別があるわけではありませんが、いい仕事が回ってこなかったり、同じ能力であればプロパーを優先するというような、「どちらかといえばプロパー有利」の会社はよく見られます。
人事は中途採用に積極的だけれど、配属された現場では冷たくされる、ということも多いでしょう。

◆中途入社が不利な会社とは

―「中途採用→育成」は企業にそれなりの経験が必要

優秀な人を中途で採用して現場に入れれば、そのうち成果を出す、という感覚では中途採用は失敗します。
スポーツの世界でも、移籍したとたんに成績が下がるという選手がいるでしょう。経験ある人を採ってうまく実力を発揮させるには、受け入れる側の経験とノウハウが必要なのです。
それを持っていない会社に、中途で入社すると、悲劇が待っているかもしれません。そこは転職の際にある程度見極めるべきです。

―中途で成果がでない理由

中途社員は、一般的に評価されるまでに時間がかかります。
どの会社でも(とくに歴史のある会社は)、その会社独自の言葉や仕事の進め方を持っています。
電話の出かたや挨拶の仕方から、社内用語まで全てが違うのですから、環境に慣れて、スムーズに仕事ができるまでに数ヶ月かかるのは当然です。

しかし、中途採用に慣れていない会社の、自分は転職したことのない管理職の人々は、会社が変わることで環境や仕事のスタイルが大きく変わり、普通の人は戸惑うということ、いきなり全力で仕事することはできないということを知らない人も多くいます。他の会社のことを知らず、自分の会社が標準だと思っているので、会社ごとの違いには理解を示しません。

だから中途入社の部下が戸惑っているのを「仕事ができない」と捉えてしまう管理職がいます。
そうすると、「やっぱり中途は使えない」という偏見のなかで仕事をしなければいけません。
それでは中途に優しいとはいえない会社でしょう。
名だたる大手企業でも、急に中途採用しはじめた会社ではこういう現象が多く起きています。

「慣れないことと仕事ができないことの違い」をきちんと理解して、中途採用の社員が、仕事に慣れるよう人事や現場でサポートしてくれる会社が「中途に優しい会社」だと言えるでしょう。


◆上場企業の場合は、社長や役員の経歴を調べよう

上場企業の場合は、有価証券報告書を見てください。

EDINETから、その会社の「有価証券報告書」をチェックしてみましょう。

どの企業でも、第4のなかの「5 役員の状況」を見ると、役員の経歴を確認することができます。

例えば日本を代表する企業「トヨタ自動車」をみてみます(平成20年3月期決算)。
ほぼ全員が、新卒もしくは20代の若いうちにトヨタもしくはトヨタ自販に入社しています(※トヨタ自販とトヨタが合併して、今のトヨタになりました)。

一方でソフトバンクをみると、プロパーの役員は、孫社長以外にいません。

どちらも合理的な理由があるのでしょう。しかし中途入社の役員がいる会社は少なくとも中途だから出世しづらいということはないはずです。とくに中途入社の人が、プロパーに有利な人事評価をするということも普通はありません。

◆面接ではつっこんで質問しよう
「中途でもやっていけますか?」と聞いたところで、どんな企業でも「もちろん何の問題もありません」と言うに決まっています。
もう少しつっこんで、以下のように聞きましょう

「管理職で中途採用の方は何割いらっしゃいますか?」
「評価項目に、勤務年数は入っていますか?」
「中途採用の方へ、会社の業務内容に関するレクチャーはどの程度の時間していただけるのですか?」


具体的な事実をつっこんで聞きたい場合は、数字を聞く質問や、YesかNoで答えるクローズドクエスチョンが、有効です。

中途で入社する
→いきなり現場に放り込まれる
→いきなり放り込まれても仕事の仕方がわからない
→現場の上司は人事から即戦力だと聞いているので細かく教えてくれない
→結局仕事がうまくいかない
→ますます周囲が教えてくれない


という中途採用に慣れていない会社がおちいりやすいサイクルがあります。
中途採用の経験の多い会社の人事はこうなりやすいことを知っています。
だから、中途採用の実績がどれくらいあるのか、現場に慣れるよう人事がどの程度バックアップしてくれるのか、確認は欠かせません。

◆その他
中途入社の先輩と率直に話せる時間をつくってもらいましょう。

「中途入社の社員の方と、お話する時間を作っていただけませんか?」
と聞いてみて下さい。

これは、内定の前後に頼むべきでしょう。
会社側は対等に扱っているつもりでも、中途入社した社員から見れば、かなり働きづらいということはよく見られる現象です。
逆に、中途できちんとやっている先輩に、どういう心構えで入っていけばいいのか、教えてもらうだけでも心強いでしょう。
ぜひ人事に依頼してみてください。

posted by career2.0 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 転職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月11日

とにかく返事を

就職活動でも仕事でもプライベートでも、ほとんどあらゆる場所で「ちゃんとした人だ」と信頼を得るための、シンプルなルールの一つを紹介します。
「必ず返事をすること」

以前勤めていたアメリカ系の会社では、何かメールをもらったり、何かをしてもらったら、「Thank you.」だけでもいいからとにかく返事をしろ、という暗黙のルールがありました。
個人主義的ですし、一匹狼が多い会社でしたが、だからこそこういう「最低限のコミュニケーションルール」を作って守ることで、チームワークを機能させていたのだと思います。

「Thank you」や「ありがとうございます」というメールは5秒で送れます。
(本当は「あり」と入力すれば「ありがとうございました」と変換されるよう単語登録しているので、2秒で送れます)
その5秒を面倒くさがって、返事をしなかった場合との差は絶望的です。

何かをしてくれたら、「ありがとうございます」と返事していますか?
何かの連絡に対して、必ず返事をしていますか?


ビジネスの現場で、「返事のできない人」が多くいます。
その人たちに、何も悪気はありません。目だって仕事ができない人たちでもありません。
ただ間違いなく言えるのは、それが重なると、少しずつその人への信頼は減っていくということです。

ここまで読んで「返事をするなんて当たり前でしょ」と思った方も多いでしょう。
でも実は、これがちゃんとできる人は少ないのです。

というのも、「●●さん、●日の●時は空いていますか?」と聞かれたら変事をする人でも、いくつかの条件がかさなると、返事がおろそかになります。
返事をしないで放置しがちないくつかのケースをご紹介します。

【例1】 あつまり
友人から10人くらい宛で、「●日に飲み会をします。都合がつく人はぜひ来てください」とメールが来たけれど、返事をしなかった。

 → 返事をしない理由
 ◇予定がわからないので、予定がハッキリしてから返事しようと思っているうちに、
  忘れてしまった。
 ◇行けないけれど、わざわざ返事しなくてもいいと思った

  こういう人が多いでしょう。特に何の悪意もないわけです。

【例2】 告知
知り合いから「趣味で写真を撮りためたので、近所のギャラリーで個展をやります。お時間あればぜひいらして下さい」というような告知メールが来たけれど、返事をしなかった。

 → 返事をしない理由
 ◇BCCで大勢の人に送っているし、いかないと思ったから

【例3】 問いかけ
同僚から複数の人に「〜〜と考えています。みなさんはどう思われますか?」と問いかけがあったけれど、返事をしなかった。

 → 返事をしない理由
 ◇すぐには回答できないので、後で意見がまとまったら返事しようと思っているうちに、
  受信ボックスの下のほうにいってしまい、忘れてしまった。

【例4】 報告
知人から「9月より、A社に転職することになりました」という転職の報告があったけれど、特に返事はしなかった。
他に「引っ越しました」「結婚しました」等々、近況報告がBCCのメールが来たけれど、特に返事をしなかった。

 → 返事をしない理由
 ◇報告なので内容はもちろん読んで、そのままにしておいた。

【例5】 事務連絡
就職活動で、会社から「●日●時より、当社で説明会をします。特に持ち物は不要です。」という一斉配信のメールが来たけれど、特に返事をしなかった。

 → 返事をしない理由
 ◇内容は理解したし、返事を求められていないので
 ◇多くの人に送っているだろうから、一々返事をしては相手に迷惑だと思った。

これら1〜5の全てのメールに全て返事をしている人はいますか?
私もできていませんし、ほとんどいないと思います。そして、私の周りにごく一部、これらに欠かさず返事をする人がいます。間違いなく彼ら/彼女らは周囲の強い信頼を獲得しています。

1〜5で共通しているのは、
1.複数の人に宛てたメールであること
2.返事を要求していないこと

だから、返事を忘れがちです。そもそも返事しなくてもいいと思っている人も多いでしょう。

しかし、返事はするべきです。
コミュニケーションはメッセージの伝達だけではありません。伝えることと受け取ることだけでは、掲示板や新聞・雑誌と変わりません。

■特にメール
人のコミュニケーションは、伝達に加えて「私はあなたのメッセージを受け取っています」というメッセージを相互に発信する、相互承認の作業です。
メールは、読んでいるだけだと新聞、雑誌と同じ単なるテキストですが、その向こうにはそれを書いた人がいます。その書き手の存在を想像して一言、言葉にして認めることです。信頼はそこから生まれます。

メールなど相手の反応がすぐにわからない手段では、返事がなければ、相手が読んでないのか、メールが誤送信されたのか、読んだけれどわからないのか、無視されているだけなのか、送った側はわかりません。

読んだ側が「読んだ。OK。」と心で思っているのは単なる自己満足です。決して良好なコミュニケーションではないのだと知っておきましょう。

■一言でいい
洞察に満ちた意見、ウィットに富んだ回答など、必要ありません。

まずは「ちゃんと受け取ってますよ」と常に言い続けること。

それが相手に「あの人は、私のメッセージを常に受け取ってくれている」という信頼を与えます。
メールを出した側に立つと、何の返事もないと少し寂しいですよね。返事がくると、うれしいです。そして返事をくれる人にはメールが出しやすくなります。
仕事の連絡であれば、伝わっているのかどうか心配です。「読んだ」ということだけでも教えてほしいことがしばしばあります。

■一言だけで、信用される
繰り返しますが、どんな連絡も一言でいいので返事をしましょう。
「メール読みました。内容了解しました」とか、「今回は参加できませんが、また誘ってくださいね」とか、「おめでとうございます!」とか、本当に一言でいいのです。

この一手間が、職場やプライベートの人間関係で効いてきます。
飲みにいくにしても、返事がない人は、自然と誘われなくなります。「今回は行けなくてすみません。次回ぜひ誘ってください。」と返事する人はずっと誘われます。その違いです。

多くの人は、毎回一言だけでも返事をくれる人を、自然と信用するようになります。そこには相互に、お互いの存在を認め合うというコミュニケーションが成立しているからです。
もっとわかりやすく言えば、返事ができるひとは「相手は返事があったほうがいいだろう」と相手の立場に立てる人です。だから信用されます。


■まとめ

よくある傾向
■返事を要求されていないメールは、放置しやすい
■「みんなへの連絡」は返事しないで放置しやすい
■難しいこと、わからないことは、返事をすぐにできないので放置しやすい
■あとで返事しようと思っていても、期限が決まってないので、放置しているうちに、そのメールが受信トレイの下のほうにいってしまい、そのままサヨナラ

知っておくこと
1.あなたがわかったつもりでも、返事をしなければ、相手は、あなたがそれを読んだかどうか、それをどう思ったか、決して伝わらない
2.簡単な報告でも送った側は、「返事がくると、うれしい」「返事が全くないと、さびしい」
3.返事をいつもくれる人には連絡しやすくなる。返事しない人には連絡がこなくなる
4.仕事では、簡単な連絡でも「確認しました」「了解しました」と、いつも一言返事ができる人は信用される

返事をするための方法
●メールは「基本的に返事をするべきものだ」というルールを自覚しておく。
(全社一斉メールや、メールマガジンなどは不要でしょうが、ほとんどの人は、自分が思っているよりも広い範囲の連絡に返事をしたほうが、今より信用される)
●メールは「要返信」フォルダをつくって、返事すべきものはそこに入れておき、返事が終わったら各フォルダに戻す。
●返事の期限を決める。期限を設定されていなくても、遅くても1週間以内に返事をする。
●わからないことは、「わからない」と返事をする。わからないのか、ただ無視されているのか、言わなければ相手には伝わらない



posted by career2.0 at 18:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 就職・転職一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月27日

[ビジネスコミュニケーション]曖昧な文章の例

前回に引き続き、ビジネスで必須の「誤解のないコミュニケーション」について、よく目にする「曖昧な文章」の例を出します。
考えながら話す「話し言葉」ではあるていど仕方ありません。
しかし、一度自分で確認できるはずの「書かれた文章」で、曖昧な日本語を使う人は、「読む側の立場に立って考える想像力がない」と思われるでしょう。

1.
私の尊敬する人は、父です。私は、父のように苦労をしていませんが、父の働く姿を見て、幼心に父のように家族を大切にする大人になりたいと思って来ました。

→「父親は苦労していない。私も父と同じように苦労していない」と読むことができます。
おそらく「父は苦労した」と言いたいのでしょう。
それなら
父は苦労しました。私は父のような苦労はしていませんが〜

と書くことで、曖昧さがなくなります。
「〜でない」と、否定形で文章を書くときは、その否定がどこにかかっているのか、明らかでない場合が多々あります。


2.
大学時代はマーケティング研究会に入っていました。そこは、関東マーケティング学会に所属していて、私はそこで幹事をしていました。

→どちらの幹事をしていたのかわかりません。
「それ」「そこ」などの代名詞を使うときは、それより前の文章に、該当するものが2つ以上ないか、確認するべきです。


3.
その学会は、複数の組織が加盟しており、小さい調整ごとの多い組織でしたが

→「小さい」の位置が曖昧なので、「調整ごとの多い、小さな組織」なのか、「小さい調整ごとが、その組織には多かった」のか、わかりません。

川端康成のノーベル賞受賞講演「美しい日本の私」(「日本」が美しいのか「日本の私」が美しいのかわからない)のように、あるものを説明する言葉を2つ以上使うと、曖昧さが増すので、避けるべきです。


4.
そこで半年前に書いた論文が海外の学会誌に掲載されたと教えてもらいました。

→「半年前」の位置が曖昧なので、半年前に何がおきたのかわかりません。
論文を書いたこと?それとも掲載されたこと?教えてもらったこと?

論文を書いたことであれば、
半年前に書いた論文が、海外の学会誌に掲載されたと教えてもらいました

と「、」の位置を考えましょう。

掲載が半年前なのであれば
私の書いた論文が、半年前に海外の学会誌に掲載された、と教えてもらいました

と、「、」と「半年前」の位置を変えましょう。

教えてもらったのが半年前なのであれば、同じように、
書いた論文が海外の学会誌に掲載されたと、半年前に教えてもらいました

と書きましょう。

■「1対1の原則」

いずれも、「説明・形容」と「その対象」とが1対1になっていないことから、おきる問題です。

「大きな美しい山と海に囲まれた町」は、どれが美しくてどれが大きいのか、どんな町なのか、何がなんだかわかりません。
エッセイや日記であれば、雰囲気は伝わります。
しかし、ビジネスコミュニケーションでは、この文章は最悪です。

仕事をする人は、このような曖昧な(多くの解釈が可能な)文章を嫌います。
この調子で日本語を書く人には、お金のやりとりなど、とても任せられないと企業は判断します。

企業は、このような基礎的な文章作成能力を、敬語や言葉遣いよりも、はるかに基礎的な能力として重要視します。(敬語は覚えてもらえばいいのです)

曖昧な日本語でビジネスをすると、相手は自分の解釈が正しいのか確認しなければならず、ストレスを与えます。日時・場所・金額、個数など重要な用件については、最初から曖昧であることは許されません。

文章力は、読む側の立場に立つことができる「想像力」の一つの現れです。

書いた文章を提出/送付/送信するまえに、時間を置いて、もう一度確認しましょう。あるいは他人に見せて確認してもらうのが最適でしょう。
posted by career2.0 at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職・転職一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

ビジネスコミュニケーションに絶対欠かせないこと

面接の日程について、企業から「来週の空いている時間を教えてください」と言われました。
あなたは以下のように回答します。
来週火曜か水曜の午後であれば大丈夫です。

わがままを申し上げて恐縮ですが、何卒調整よろしくお願いいたします。
さて、この回答のどこが間違いでしょうか?

何が間違いなのかわからない/曜日だけ書いて日付を入れていないのがよくない/「大丈夫」という言い方が軽すぎる/「調整」は「ご調整」と丁寧に書くべき、、、
最初にそう感じた方は要注意です。

■曖昧を避けることが最優先

この文章の最大の欠点は、上のどれでもなく「曖昧であること」です。
具体的に言えば、日程について2種類の解釈ができることです。

この文章では、「午後」が「水曜」にかかっているのか、それとも「火曜か水曜」にかかっているのかわかりません。

だから、面接可能な日程が
解釈1.「火曜の午後と、水曜の午後」
解釈2.「火曜は終日で、水曜は午後だけ」

という、2通りの解釈ができます。

正確な日時が明確に伝えられないのですから、ビジネス上は重大な欠陥のある日本語です。

こういう日本語はビジネスの現場でもよく目にします。私自身も気づかず使ってしまうときがあります。

解釈1.火曜日の午後と水曜日の午後が空いているなら、
火曜日の午後と水曜日の午後
と書くべきです。
ここから、より正確に書くなら、
20日(火)の13時以降、21日(水)の13時以降
のように、日付、曜日、時間をはっきりと書くべきですね。
2通り以上に解釈される可能性がありません。

解釈2.「火曜日は終日、水曜日は午後が空いている」という場合、
20日(火)は終日、21日(水)は13時以降

と書くべきです。

■必要な情報を提供する

別のケースで考えましょう。
冒頭と同じように、空いている時間を教えてくださいと言われて、21日(水)が終日空いていた場合、
21日(水)が空いています。
と答えてよいでしょうか?

これもよい文章とは言えません。
理由は「時間」を尋ねられているのに、「日」を答えているからです。

「特に時間を書いていないのは、一日中空いているから」というのは、書く側の「相手がわかるだろうという思い込み」です。

受け取る側は、

解釈1.21日が終日空いている
解釈2.21日の一部の時間が空いているが、時間を書き忘れている


どちらか区別がつかない可能性があります。
だから、おそらく解釈1だと思いながらも、「21日は終日OKですか?」と再度確認するケースがあり、そこで時間と手間のロス、ストレスがうまれます。

ビジネスの世界で、特に親しい間柄でもない場合、「おそらく伝わるだろう」と何かを省略するのは、未熟なコミュニケーションです。

コミュニケーションのトラブルの多くはこのような「相手は、自分の意図をわかるはず」と、勝手に相手に行間を読ませる自分中心の考え方に端を発しています。

「誰が読んでも同じようにわかる」日本語でなければ、ビジネスコミュニケーションとしては未完成だと言えるでしょう。


■ビジネスコミュニケーションに欠かせないもの

ビジネスコミュニケーションについて、概略を前回の記事で書きました。
コミュニケーションについて「誰もが大切だというし、向上させたい」と思っていても、「あまりに多くのことが語られていて、何をしていいのかわからない」というのが正直なところでしょう。

その理由は、目指すコミュニケーションについて語るときに
1.正確であること
2.上手であること

の2つが混在していることにあります。

例えば、冒頭に挙げた面接日程の回答で「わがままを申し上げて恐縮ですが、何卒調整よろしくお願いいたします」と付け加えるのは、丁寧で「2.上手い」ことです。「1.正確である」こととは無関係です。

質問した人が何より知りたいのは、「面接可能な日時」です。
どれだけ上手い表現であっても、「面接可能な日程」について、曖昧な情報提供であれば、その返答は失敗です。だから冒頭(A)の返事は失敗です。

繰り返しますが、敬語の正しさや言い回しの上手さではなく、ビジネスコミュニケーションで最も大切なのは正確であることです。

ここでいう「正確さ」は、言葉を正しい意味で使う、という意味ではありません。
ビジネスコミュニケーションで求められる「正確さ」は、以下の2点をクリアしていることです。
1.必要な情報が漏れてないこと
2.曖昧でないこと(解釈が一つしかできない日本語であること)

「大切」より「必須」と言ったほうがいいでしょう。正確でなければコミュニケーションがそもそも成立しません。

日程、場所、書類、金額などについて、正確な事務連絡ができる。

これは、地味な能力ですが、ビジネス能力の根幹にある能力の一つです。そして、できない人が多いのも事実です。

ビジネスコミュニケーションを、「相手の意図をくみとって、相手の求めるものを提供する」とか、「多くの人と仲良くなり信頼関係を築く」という高度なものだと考えている人が多くいます。

その前に、遥か手前にある「正確な連絡」について、おろそかになっていないか、自分の書く文章、話す日本語をもう一度点検してみてください。

posted by career2.0 at 19:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 就職・転職一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

「コミュニケーション能力」は存在しない

【漠然とした「コミュニケーション能力」】

企業は、よく「コミュニケーション能力のある人がほしい」と言います。
応募側はよく「コミュニケーション能力には自信がある」と言います。

そういう場合、私は必ず「コミュニケーション能力とは何ですか?具体的に何ができる能力のことですか?」と、企業にも、応募者にも質問します。明確に答えられない人も多いですし、答えがあっても内容はバラバラです。
ある人は「思ったことを言葉にする力」だと言うし、ある人は「聞く力」だと言い、またある人は「論理的な思考力」だと言います。
誰も共通の定義を持っていない能力なのに、「重要」とされ、その能力を相手に求めたり、自信があると言ったりしているわけです。

「コミュニケーション能力とはなにか?」、共通の理解がなければ、どうやって向上させればいいのかわかりません。
努力して向上させられるものかどうかもわかりません。

【誰に対してのコミュニケーションか?】
世の中にはこういう例があります。
・母親は、自分の赤ちゃんの泣き声や表情、動きなどで、赤ちゃんの感情の変化を見事に読み取ります。
・「潜水服は蝶の夢を見る」という映画で、脳に障害を負った主人公は、左目の「まばたき」だけで意思表示し、それを読み取る人とともに、一冊の本を書き上げました。
・宮大工の西岡常一は(他の多くの職人の世界もそうですが)、若い職人に対して、何一つ言葉で技術を教えません。若手はベテランの仕事を見て学びます。それが連綿と何世代にもわたって続いています。

これらは全て立派な「コミュニケーション」です。
お互いが伝えたいことを伝え、相手が理解するなら、コミュニケーションが成立しています。
コミュニケーションは常に相手のある話です。どれほど理路整然と説明したとしても、相手がわからなければ、コミュニケーション不成立です。長年連れ添った夫婦のように「あれ」とか「それ」だけでも伝わるなら、コミュニケーション成立です。

このように「相手の理解度」がコミュニケーションの成立を表すのですが、「誰を相手にしたコミュニケーションか」決まっていないのに、「コミュニケーション能力」が「ある」とか「ない」とかいう根拠はなんでしょう?また、会社が求めている相手がよくわからない「コミュニケーション能力」とは、なんでしょうか?

【企業の中のコミュニケーション】
■例1
毎回4〜5人参加する定例の会議があり、若手のあなたが今回資料を5部用意しました。
しかし実際会議に出てみると7人いました。上司が言います。「どうして、資料が足りないの?」

そのときの答えとして、適切なのはどれでしょう?

1.「参加者7人なのに、5部しか印刷していないからです」
2.「今までのイメージで、参加者が5人だと思っていたからです」
3.「すみません、すぐ2部コピーしてきます」

1は「直接の原因」、2は「根本原因」、3は「謝罪と問題の解決」です。
「どうして?」という疑問に対して、論理的に正しい回答は1→2→3の順です。
一方、会社で正しい回答は3→2→1です。

■例2
上司と一緒に顧客先に行こうと会社を出たら、急に雨がふりはじめました。
上司が言います、「大事な商談なのに、どうして雨がふるんだ?」

適切な回答はどれでしょう?

1.「低気圧が大陸から近づいているからだと思います」
2.「雨のふる仕組みは、 文系なのでわかりません」
3.「そうですね、イヤになっちゃいますね」
4.「すみません。僕が雨男なのかもしれません」

■例3
営業の後輩から相談を受けました。「どうして僕はうまく売れないんでしょうか?」 

適切な回答はどれでしょう?
1.「まだ、商品知識と経験が足りないと思うよ」 
2.「がんばれ。応援してるよ」
3.「そうだね。客も君から買わないなんて、ひどいね」 
4.「営業のことなら、●●さんに聞いてみたらどうだろう?」 

【文脈を読む力なのか?】

特にどれが適切とは書きませんし、正しい答えもありません。
人は「なぜ?」と言う場合、原因が知りたくて「なぜ?」と言っているだけではないのです。原因が知りたい場合、目的が知りたい場合、自嘲している場合、怒っている場合などのパターン(文脈)があります。それは、人や場面によって毎回違います。
どのパターンの「なぜ?」なのか考え、相手の求めている文脈で回答することです。そういう「文脈の読める」人を「コミュニケーション能力がある」と言っています。

それは論理的思考力とは違う能力です。しかし、論理的思考力と文脈を読む力が混在して語られるところに、コミュニケーション能力のややこしさがあります。
  
しかし、この「文脈を読む」というイメージで、「コミュニケーション能力を重視する」と言う会社は、「うちの会社の人の言いたいことがわかる人がほしい」と言っているだけです。企業の数だけルールや文化があり、人の数だけコミュニケーションがあるのに、「コミュニケーション能力」の一言でまとめるのは乱暴な話です。だからこそ、はっきりと定義できていないのだと思います。

【「コミュニケーション能力」という能力はあるのか?】
普遍的な「コミュニケーション能力」 というものは存在しません。
どんな形であれ、相手と意思疎通ができればコミュニケーションであり、できない場合「コミュニケーション能力がない」のではなく、相性が悪いだけです。コミュニケーション能力が高いと言われる人でも、知らない言語の国では、身振り手振りでわずかしかコミュニケーションできません。
国内であっても、企業ごとに独自の言語を持っており、企業や業界を変えるとうまくコミュニケーションできない、というケースが多数あります。

だから、人それぞれなので、なすすべがないのか?というとそうでもありません。
狭義の「ビジネスコミュニケーション」と呼ばれる能力はあります。それは、ビジネス界の一部で、「コミュニケーション」というカテゴリで語られる能力のことです。

1.表現力(誤解のない、わかりやすい日本語で話す、書くことができる)
2.論理的思考力(よい論理をつくるちから、論理を理解するちから)
3.マメである(きちんと返事をする、報告・相談・連絡をする)
4.文脈力(相手の「言っている」ことだけでなく「言いたいこと」がわかる) 
5.表現力(暖かい・柔らかい・気持ちよい印象で話す・聞くことができる)
6.コミュニケーションツールを使える(ソフトやメールなど)
7.説得力(相手を引き込み、納得させる力)
8.度胸(初対面の人と話しても緊張しない)
9.異国とのコミュニケーション能力(外国語ができる)
10.・・・・

などなど、無数にあります。
ただ、よく見るとこれは結局「仕事ができる」と言っているに等しいのです。
「コミュニケーション能力のある人がほしい」というのは、結局のところ、「仕事ができる人がほしい」と言っているだけです。
逆に言えば、何も言っていないに等しいわけです。

私たちに必要なのは、漠然として何も表していない「コミュニケーション能力」について「ある」とか「ない」とか悩むよりも、
企業が具体的に言わない「コミュニケーション能力」を形作る、それぞれの要素を、個別に、具体的に理解して、向上させることです。

人によってコミュニケーションのあり方は違います。文章が得意な人もいれば、初対面の人と話すのが得意な人もいます。人の数だけコミュニケーションがあります。どこを強化して何を補うのか、そしてそれは誰に対するコミュニケーションなのか、自分のコミュニケーションの現状やあるべき姿を知ることが、コミュニケーション能力について考える第一歩です。

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2008年04月15日

面接準備の誤解 〜 説得力について

面接の準備といえば、たいていの人が「できるだけ多くの想定質問に対して、説得力のある回答を用意しておくこと」というイメージを持っていると思います。
面接の前日まで、想定質問とその答えをノートに書き、より洗練された文章に直していく。そんな準備に時間をかけている人がいますが、大きな誤解があると思います。

「少しでも説得力のある内容を考えたい」という気持ちは理解できますが、まず知っておくべきは、「説得力」は「話す内容」だけから生まれるものではない、ということです。


面接は、あなた自身を表現して、面接官を納得させる場所です。そのために必要なものは、話の内容やセリフの文章だけではありません。
当たり前のことなのですが理解されていません。身の回りにも、あるいはテレビをつけても、「いいことを言ってるけど、なにか説得力がない人」と、「たいしたことは言ってないけど、納得させられる人」がいます。そして、人は後者の意見を聞き、後者を信用します。
同じ芝居の脚本でも、演じる人によって説得力が大きく違います。同じ曲でも、演奏する人によって受ける感動は大きく違います。同じ素材でも料理人によっておいしさには格段の違いがあります。


面接も全く同じです。同じ内容を話しても、納得感のある人と説得力の乏しい人がいます。全く記憶に残らない人もいます。
そもそも、9割の学生さんは、「大学時代に打ち込んだこと」や「自分の性格」などの内容に大きな違いはないと思いますし、採用側もそこに特別な独創性を求めていません。(過去記事「すごい経験幻想」)


では、相手を納得させ、説得するために必要なものは何か?
私は、3つの要素で説得力がつくられていると思います。

1.バックグラウンド


2.表現
  −服装・メイク・髪型などの外見
  −表情・視線・声・姿勢・しぐさ・動き
  −口ぐせ、話すスピード・テンポ
  −話す順番、選ぶ言葉、抑揚など


3.内容

一般的な就職活動の面接において、説得力を生む要因の8割以上は、1の「バックグラウンド」と、2の「表現」だと思ってください。3の内容そのものは、2割以下です。「表現」と書いていますが、心理学の世界では「ノンバーバル(非言語)コミュニケーション」と言います。

1.バックグラウンド
履歴書や応募書類の内容です。「その人の経験」が説得力を生みます。


例えば面接で、東大生が「机に向かって勉強するのが好きではありません」と言うのと、無名大学の学生が同じことを言うのとでは、意味がちがうどころか、全く逆の意味に聞こえます。


話す人のバックグラウンドが、言葉の内容以上の意味を生み出します。それが説得力を生みます。私たちが、すぐれたスポーツ選手や、著名な経営者、カリスマアーティストが言う「夢を持とう」といった、よく考えれば「普通の一言」に感銘を受けるのも、そういうことです。言葉ではなくバックグラウンドを聞いているのです。

ただし、履歴書という形ですでに提出しているので、面接の準備ではありません。


2.表現

■表現によって、内容は何倍にも輝く


面接の準備は、2「表現」と、3「内容」を良くすることだということになりますが、重視するべきは2「表現」です。
なぜなら、「表現」は楽器の演奏やスポーツなどのように、「繰り返し練習しなければ決して上達しない」ものです。

志望動機など話す内容は10分もあれば考えられます。しかし、「表現」は、面接までに何時間、どのような練習をしたかが問われます。

どんな声のトーンで、どこを見ながら、どんな表情で話しているのか?
スピードは適切か?早口になっていないか?
変な口ぐせは気づかないうちに入っていないか?
相手が内容よりもそっちが気になってしまう、変なしぐさ・動きはないか?
話す順番は理解しやすいか?大事なメッセージを強く、その他を抑えて話せているか?


チェックするポイントは、たくさんあります。それを面接の前日に確認しても、本番で実践することは不可能です。面接という緊張した状態でも、自然に上手な表現ができるようになるには、何十回、何百回という練習が必要です。逆に言えば、練習すれば誰でもできます。


■「話す文章」と「書く文章」は違う

また、文章そのものにも、多くの学生さんには誤解があります。読んで説得力のある文章は、そのまま話せば説得力があるということではありません。紙に書いた文章を、「話すための文章」に変換する必要があります。その変換をしていない学生さん(逆もあります。口語用の文章で紙に文章を書いている人)が多いと感じます。


例えば、サークルで、チームが負けている原因を分析した経験について説明するときに、文章であれば、

  「チームの敗因を、メンバー全体のミーティングを通じて分析しました」

と書けばいいです。でも面接で話す時にそのまま読んでは説得力がありません。口語用に言葉を選びなおします。


  「なぜチームが勝てないのか? その原因を、メンバー全員で集まり、話し合い、分析しました」

としたほうが、耳で聞く相手は理解しやすいです。こういう準備は、できていますか?

■「表現」の練習にもっと時間を割くべき

紙にセリフを書いておくのは、面接準備の約3%が終わったにすぎません。それで面接準備完了と思うと、決していい面接はできません。もっと時間をかけて準備することがたくさんあります。

音楽家が演奏会に向けて、譜面を読んだだけで「準備ができた」とは言わないのと同じです。それをどう表現するのか悩み、繰り返し練習して、その都度表現を修正し、はじめてすぐれた表現に達するのです。
サッカーの本をいくら読んでも、試合でシュートは打てません。何度も実践形式の練習をしなければ、決してシュートは上達しません。

だから「面接の準備」といって、ずっと面接用のノートと向き合ってる人がいますが、何よりもやるべきことは、「表現」の練習です。話す練習ももちろんしていますが、明らかに量が少ない。考える時間と、表現する練習の時間とのバランスが悪いと思います。

私のところに相談に来られる人やOB訪問に来られる人の中に、ノートにびっしり文章を書いて暗記しているのに、会って話してみると表現力が足りない人がたくさんいます。それほど文章を考える時間があるなら、表現の練習にまわすべきです。非常にもったいない。何度も話す練習をしなければ、決して面接は上達しません。即席では説得力を生まないのです。
そんな人に、いくつか表現力を向上させるポイントをアドバイスをすると、数分で確実に改善します。面接で実践するためには、それを繰り返し練習して自然にできるようにするだけです。スポーツと同じです。


もちろん、よどみなくペラペラ話せ、ということではありません。いわゆる「口達者」と「説得力」は別次元のものです。

アメリカ大統領選を見ると、候補者は相手を自分の空気に引き込み、説得することに全身全霊を傾けています。そのエネルギーたるや、日本の政治家の比ではありません。そして、非英語圏の私たち日本人すら説得してしまう力を、彼ら彼女らのスピーチから感じます。たとえ英語の内容がわからなくても、説得力があると感じる人も多いのではないでしょうか?
説得力が、言葉の内容から生まれるだけのものではないことを、海の向こうで証明しています。


では表現力を磨こうといっても、自分の話しかた・表現力を客観的に見ることは難しいです。
ここで繰り返し言っていますが、自己分析ではなく、他人に素直に意見をもらいましょう。
「自分のことは自分が一番よく知っている」というのは、ビジネスの世界では幼稚な態度でしかありません。
他人の意見に真摯に耳を傾け、必要なものを受け入れることは、会社組織で生きていく人にとって、効率よく成長する近道です。
社会人とできるだけ多く話しましょう。そして、意見をもらいましょう。自分で悩むよりも成長のスピードは驚くほど速いです。

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2008年04月07日

電話を受ける時のマナー&会話の例

前回の記事では、「電話をこちらからかけるとき」のマナーについてご説明しました。
今回は「電話が向こうからかかってくるとき」の受け方についてご説明します。

1.名前を言って電話に出る
「もしもし」と電話に出てはいけません。必ず、「はい、佐藤でございます」と名乗りましょう。
「もしもし」は、ビジネスの世界では通常使いません。
(携帯などで相手の声が聞こえなくなって「もしもし?」と確認することはあります)


2.静かな場所で。話しづらいときは移動するか、折り返す。
携帯の場合、騒がしい場所で出てしまう場合があります。
すぐに移動できるなら、
静かな場所に移動しますので、少々お待ち頂けませんでしょうか?」
と説明して、静かな場所に移動しましょう。
すぐに移動できない場合は、
「いま、騒がしい場所におりますので、2分後に折り返しお電話しても構わないでしょうか?」
と確認して、静かな場所から折り返し電話ましょう。


3.復唱し、メモするため、遠慮せず会話を止める。
相手の話の内容は、電話を切った瞬間に忘れることがあります。
日時や場所、書類の内容など、重要な事項は、必ず聞き、復唱しながらメモします。
メモするために、会話をとめても構いません。
「すみません。忘れないようにメモしたいので、少し待ってもらっていいでしょうか?」
といって復唱しながら、メモを取りましょう。失礼ではありません。
内容を間違えて理解したり、忘れてもう一度聞くのが一番失礼です。


4.着信履歴があれば、必ず折り返す

これは、マナーです。何度も相手にかけさせるのは失礼です。基本は目下の立場からかけるべきですから着信があれば折り返しましょう。
例えば人事部からの電話でも、番号表示は代表電話になっている場合があります。
人事部からの電話ということが明確で、人事部の電話番号を知っているのであれば、代表電話番号ではなく、直接人事部にかけましょう。
どこの会社かわからない場合は、インターネットで検索すれば会社がわかる場合もあります。
そこまでする余裕がなければ、とりあえず折り返しましょう。


とりあえず、採用担当部署までつないでもらい、自己紹介した後は、
「先ほど、御社のどなたかからお電話を頂戴しまして、あいにく出られなかったのですが、、」
と説明したら、電話した人を探してくれます。

5.留守電も必ず折り返す

企業側が留守番電話にメッセージを残す場合があります。
ふつう重要事項は留守電には残しませんが、連絡事項を留守電に残す場合もあれば、「またお電話します」と言う場合、「お時間あるときにお電話ください」という場合もあります。全て、折り返し電話します。
「また電話します」と留守電にメッセージが残っていて、「また電話が来るから待っていればいい」と思ってはいけません。
もちろん待っていれば電話はかかってきますが、やはり気づいたらこちらから電話するのがよりよいマナーです。

留守電に用件が残っていた場合、友人であればメッセージを聞けば完了でしょうが、ビジネスコミュニケーションは、「内容を確認した」ことを伝えるのがマナーです。
必ず折り返して、内容を復唱し、理解したことを相手に伝えましょう。
「先ほどは、お電話に出られず、すみませんでした。留守番電話の内容、了解いたしました。25日の14時に〜(聞いた内容を復唱)ですね。」

と、確認します。

上記、いずれも就職活動・転職活動だけのマナーではなく、ビジネスシーンでも、マメな人は実践しています。いい営業マンは、こういう細かいコミュニケーションでマメに対応して、信頼関係を築いていきます。学生さんは慣れないと思いますが、まずは正確にあいての言うことを理解し復唱するところからはじめましょう。

posted by career2.0 at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職・転職一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月05日

電話のマナー&会話の例

電話は相手の顔や相手の状況が見えず、緊張します。
しかし、社会人は電話には慣れているので、以下の最低限のマナーさえ守っていれば、何も問題はありません。
わからないことは積極的に質問して構わないのです。


◆電話をかける際のマナー

1.静かな場所で(+携帯なら電波のよい場所で)
会社への電話は、普通は窓口の誰かから本人へ、取り次いでもらいます。
電波が不安定で、電話が切れてしまった場合、また窓口に電話して取り次いでもらうことになり、失礼です。
本来は、固定電話からかけるべきなのですが、携帯の場合は、できるだけ静かな場所、電波のいい場所で電話をかけましょう。


2.台本とメモ帳を準備して
電話は緊張します。簡単なことでも忘れてしまいます。必ず、伝えたい内容のメモを用意しておきましょう。
最初のうちは、電話のやりとり自体が慣れないですので、挨拶から話す文章まで台本にして、それを読んだほうが安心です。
また、相手が話した内容をその場でメモできるようにしておきましょう。
私は今でも、大事な電話では言うべきことを紙に書いて読みながら電話します。


3.時間は業務中。
始業時(始業から30分)、終業時(終業前30分)、昼休み(11時半〜13時半)は避ける

ただし、緊急の場合は仕方ない。
その場合は「お忙しい時に申し訳ありません」「お昼時に申し訳ありません」と詫びる。


4.大きな声&笑顔で
普段の会話よりも大きな声で話す。聞き取れない電話の声は非常に迷惑。
笑顔で話すと、声のトーンが明るくなる。電話でも笑顔を心がけよう。


5.必ず復唱する
日時、場所、提出書類など、重要事項は必ず復唱する。
復唱されないと、話すほうは正確に伝わっているのかわからず不安になる。

6.何でも「ありがとうございます」
時間をとってくれたら、「ありがとうございます」。
何か教えてくれたら、「ありがとうございます」。
切るときも、「ありがとうございました」。
何でも感謝する。

7.後に切る
相手が切ったのを確認して、こちらが切る。

 

◆決まり文句の会話例

□ 最初 〜 窓口の人に取り次いでもらう
会社 「山田商事株式会社です」
学生 「経政大学の山本と申します。 人事部の田中様はいらっしゃいますでしょうか?」
会社 「少々お待ちくださいませ」

 ※名前を言ったら「お世話になっております」という人もいる。
  なにもお世話はしていないですが、これがビジネスの決まり文句になっているので、
  言われたらとりあえず「お世話になります」と言っておけばいい。

□ 相手が会議中の場合
会社 「田中は今会議に入っておりまして、16時に戻る予定ですが」
学生 「承知しました。ではその頃にあらためてお電話させていただきます」


 ※とはいえ、会議が長引く可能性もあるので、16時半以降に電話する。

□ 相手が今日は戻らない場合
会社 「田中は、外出しておりまして、本日は戻りませんが」
学生 「明日はご出社されますでしょうか?」
会社 「明日は出社いたします」
学生 「では、明日、またお電話させていただきます」


 ※「明日」の読みかたは「あす」「あした」ではなく「みょうにち」のほうが丁寧


□ 要件を伝えると提案されたら

会社 「ご用件をご伝言いたしましょうか?」
学生 「また時間をあらためてお電話いたしますので、大丈夫です。ありがとうございます。」

 ※急用であれば伝言を頼むこともあるが、基本は直接伝える。
 ※○○しましょうか?と何か提案されたら、断っても、お礼を言う


□ 折り返すよう提案されたら
会社 「田中から折り返しお電話させましょうか?」
応募 「いえ、私からあらためでお電話させていただきますので、結構です。ありがとうございます」

 
※折り返しは原則NO。目下の人からかけるのがマナー。


□ 代理の人が出たら
相手 「田中は会議に出ておりますので、私が代わりに承りますが」
学生 「ありがとうございます。15日の会社説明会ですが〜(用件)」

 ※簡単な質問であれば、同じ部署の違う人が回答してくれる可能性があるので、
 代理の人に質問してもOK。必ずお礼を言う。


□ 相手がつながったら
相手 「お電話かわりました。田中です」
学生 「わたくし、経政大学の山本と申します。お忙しいところ申し訳ありません。今、お時間大丈夫でしょうか?」
相手 「大丈夫ですよ」
学生 「ありがとうございます。15日の会社説明会ですが〜(用件)」
 
 ※まずお礼

□ 日時や、書類など、重要事項は必ずゆっくり復唱する
相手 「では15日の10時に弊社にお越し下さい」
学生 「承知しました。15日の10時に御社にお伺いします」

相手 「では履歴書と自己紹介文を、私宛にお送り下さい」
学生 「承知しました。履歴書と自己紹介文を、田中様あてにお送りします」


 ※ここは、メモをしながらでもいい。時間をかけて、正確に復唱することが大事。

□ きり方
相手 「ではお待ちしています」
学生 「ありがとうございます。お忙しいところありがとうございました」
相手 「失礼いたします」
学生 「失礼いたします」
相手 (ガチャ)
 
 ※相手が切るまでまつ。先に切らない。
 ※必ずお礼を言う。繰り返してもいい。

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2008年04月04日

うまくいく人の共通点

■うまくいく人の共通点

就職活動に限らず、受験勉強や試験勉強、社会人の仕事においても、効率よく高い成果をあげる人には、共通した考え方があります。

「ゴールから考える」ことです。

試験勉強のときに、「参考書を最初から読んでいく人」と、「まず過去問を解く人」がいます。
成功する可能性が高いのは、後者です。過去問を解いて、出題の傾向と時間配分を知り、自分が苦手とする分野を集中的に勉強します。それが圧倒的に効率のよい勉強法だから、同じ期間で成績が向上するのは過去問から解く人です。参考書を最初から読む人は、試験にでる可能性の低い問題にも全力で取り組みます。「試験に受かる」というゴールから考えれば非効率このうえないことです。「試験によく出る点数の配分が多い問題」から順番に取り組んでいくのが、効率のいい試験勉強のアプローチです。

ビジネスの多くの現場でも、全く同じことが言えます。仕事のできる人は、最初にゴールをイメージします。
例えば顧客からある調査を依頼された場合、最初に「調査をはじめる人」と、「顧客に提出する報告書から考える人」がいます。最終的にいい調査をするのは、もちろん後者です。顧客が求める報告書をイメージして、必要な調査を考え、提出までのスケジュールを考え、調査をはじめます。

■就職活動では

就活でも同じです。ゴールから考えるべきです。ゴールは「志望企業の内定」です。(違う人もいるかもしれませんがここではそう考えます)
つまりゴールである「内定」を考えるのが就職活動のスタートであるはずです。
しかし、見ていると、まず最初に「自己分析」「大学生活を振り返る」「業界研究」など、ゴールをイメージしないまま準備を始めている人がいます。明らかに、非常に効率が悪いです。

作るべき料理を決めていないのに、食材を買ってきて野菜を切りはじめているのと同じです。作る料理によって、つかう食材も野菜の切り方も、調理の順番も違うはずです。作る料理が決まったあと、一部の食材は廃棄し、一部の作業は無駄になります。

常にゴールから考える、これが効率よく成果をあげる重要な考え方です。

就活の場合、ゴールは「内定」です。「内定」に必要なものはなにか、まずそこから考える人が、内定を最短距離で取る人です。
具体的に言えば、就職活動の効率のよい道のりは、
「志望する企業が求める人材像と採用プロセスを知り、それに合わせて、自己紹介・自己PRを考え、企業研究等準備をする」
ということです。
求めている人材像に合わせて、自己紹介を考えます。採用プロセスにグループディスカッションや適性検査があれば、その準備をします。

これが効率のいい就職活動です。「効率よく」というと、「要領よく適当に」というイメージで捉える人もいますが、それは間違いです。
「効率を上げる」ことは「無駄を削る」ことです。無駄を削ることで、本当に大切なことに時間とエネルギーを使うことができます。手を抜くのではなく、努力を無駄にしないために、効率をあげるのです。

まずは志望企業の内定条件から考えると言いましたが、自己分析しなければ志望自体が定まらない、という意見もあります。では自分の人生を振り返れば、行きたい企業が決まるのでしょうか?理屈としてはよくわかりますが、現実的には、自問自答は自分の期待する答えしか導きません。なんとなく行きたい企業や就きたい職業がもともとあるはずです。それを否定するような自己分析は困難です。多くの人にとって自分の漠然とした希望に適切な言葉と論理を与えるのが、自己分析です。自己分析で志望が大きく変わることはあるのでしょうか。

■ゴールを知っておくこと

話を戻しますが、ゴールを知らなければ、今の作業がいいのか/間違っているのか、判断ができません。
そして、ゴールまでの道のりを知らなければ、今の作業にどれだけの時間とエネルギーを使っていいのかもわかりません。

多くの大学生の方が、ゴールである「内定」を考えないまま、言われるままに「自己分析」や「業界研究」をしているのが現状です。
どんな作業も、ゴールをイメージしないまま始めたら、「軌道修正」「やり直し」となる可能性が高くなります。
就職活動も具体的な企業の内定条件をイメージして準備しなければ、大きな無駄が生じます。企業が採用する期間と人数は決まっています。無駄を取り戻そうとがんばっているうちに、採用が終わってしまいます。
普通の人の体力と意欲には限界があります。その限界のなかで、できるだけ多くの企業に応募し訪問し、内定を取りたいはずです。努力を無駄にしないために、無駄な努力をしないためにも、常にゴールから考えましょう。自己分析も、エントリーシートも、面接も、すべてゴールするための手段です。

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2008年04月03日

疲れない就職活動

4月に入り、就職活動中の方は疲れもたまっていると思います。
慣れないスーツを着て、慣れない革靴を履いて土地勘のないオフィス街を歩き、慣れない敬語をつかって普段接しない社会人と話さなければいけないのですから、疲れるのは当然です。
ただ、本当は多くの企業に訪問し、多くの人の話を聞いて自分の進路を決めるべきなのですが、疲れてしまい、手近な内定で妥協する人も多いと思います。情報や行動に優先順位をつけていないことが、そのような不幸を生みます。

■情報の洪水

日本で新卒採用している企業は、何万とあります。就職サイトからは、山のようにメールが来ます。連日どこかの会社の説明会があります。就職活動についての本も腐るほどあります。そこには面接だけとっても、何百というポイントが書かれています。守るべきマナーは何十何百とあります。すべてに取り組む、すべてを理解するのは不可能にきまっています。

まず、情報やノウハウはできるだけ多く入手するべきという考えは誤りです。
登山用具を何十個も買い、重装備で登っているうちに、下から来た軽装備の登山者に軽々と追い抜かれているような光景は、就職活動でもよくみられます。情報やアドバイスの海におぼれて、疲れ果てて、途中で下山する人を目にします。


■MUSTとWANTの区別

情報の海におぼれる原因は、MUSTとWANTの区別がされていないことです。「必須のこと」と「余裕があればやるべきこと」が区別されていないということです。多くの人が、アドバイスされる全てのことをやろうとして、結果息切れします。息切れして、最低限のこともできなくなります。

例えば、「履歴書の写真はスピード写真ではなく写真屋で撮る」という意見があります。
これは明らかに「WANT」です。普通の企業は写真の美しさや、外見の良し悪しを採用の条件にしていません。スピード写真であれば評価を下げるという企業もまずありません。内定に必須のものではないのです。ただ、「どうせ撮るならきれいに撮りたい」「すこしでも外見をよく見せたい」という気持ちはよくわかります。だから、「時間とお金に余裕があれば」やればいいと思います。ただし、真っ先にやるべきことではありません。それでも多くの学生の方が有名デパートの写真館に列をつくっています。

志望企業でも、志望度の高いMUSTな企業と、関心がある程度のWANTな企業があるはずです。30社や50社は受けるとすれば、全ての志望企業に対して、全力で取り組むことは、物理的に不可能です。

どんなものでも、本来はMUSTをクリアしたあとWANTに取り組むべきなのですが、多くの学生の方は、WANTとMUSTの区別をつけず、アドバイスされた全てのことをやろうとして、本当にやるべきことに集中できていません。結果、非常に効率の悪い就職活動をしています。

それは、アドバイスする側の責任が大きいと思います。「最低限やること」「余裕があればやってみること」の区別を、アドバイスする人が適切に示さなければ、受け取る側は全てをクリアしようと無理をしてしまいます。


■行動する優先順位をつける

当サイトではできるだけMUSTに絞って、あるいはMUSTとWANTを区別してアドバイスするようにしていますが、情報と企業の洪水の中、就職活動を効率的にすすめるには、以下のように行動の順番を決めることです。

1.「MUST」な企業に「MUST」なことをする
2.「MUST」な企業に「WANT」なことをする
3.「WANT」な企業に「MUSTなことをする
4.「WANT」な企業に「WANT」なことをする


1から4まで、同じエネルギーで取り組んでいませんか?それでは、息切れするのも無理はありません。


■引き算が効率を生む

MUSTとWANTを区別をするだけでも、少し効率が上がると思います。

冒頭でも言いましたが、就職活動は当然疲れます。疲れる理由は慣れないことをしている、というだけではないでしょう。
多くのものを足し算的に手に入れながら、捨てるものを知らず、いつのまにか重装備になっているからではないでしょうか。

就職活動のあらゆる情報は、「あれもやれ」「これもやるべき」「あそこも調べろ」という足し算の考えです。
「全企業に全力で」という意見は聞こえはいいですが、よほど体力と意欲の高い人でなければ、いい結果を生みません。
普通の人の行動力、理解力には限界があります。その限界を自覚して、優先順位を意識し、勇気を出して下位のものを捨てます。
そうして本当に必要なことに集中するという引き算のテクニックが、最も効率的な就職活動を生みます。

登山に似ていると思います。
1.最小限の装備で、2.最短距離を、3.自分に合ったペースで歩く人が、速く頂上に着くということを知っておいてください。
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2008年03月28日

手帳の書き方で就活効率をあげる

就職活動ではじめて時間を管理する大切さを学ぶ人は多いでしょう。私もその一人でした(就活前は手帳すら持っていませんでした)。
社会に出れば、「いつもバタバタしているけど仕事が進まない人」と、「多くの仕事をこなしているけど時間に余裕がある人」がいます。それは仕事が速い/遅いという違いだけではありません。時間の使い方の上手い/下手が見事に現れた結果でもあります。
就職活動は、時間管理、スケジュール管理について学ぶ絶好のチャンスです。これを機会に、「時間に追われる人」から「時間をマネジメントする人」になりましょう。

うまく時間をマネジメントするため、まずはスケジュール帳をしっかりつくることをおすすめします。行動予定を、細かく、具体的に書くことです。単純に、書かずに忘れてしまうリスクを減らすためだけではなく、書くことで、行動を自覚し、記憶します。書くことで、自分の行動を客観的に見ることができます。客観的に見れば分析ができます。あとから振り返ってもっといい方法を考えることができます。書かなければ、考えることすらできません。書かない予定は実現しません。
効率的&効果的な手帳の書き方をここでいくつか書きます。

ポイントは2点。
1.できるだけスケジュール帳に情報を書き、スケジュール帳だけで行動できるようにする。
  (他の資料を参照しなくても行動できるようにする)

2.決まっている予定だけではなく、「そのうちやりたいこと」も日時を決めて手帳に書く。
  (空いた時間に、やるべきことをできるだけ書く)
  
手帳はできるだけ1日の欄が大きく書き込みやすいものがいいでしょう。見開き1ヶ月ではほとんど意味をなしません。私は1週間をA4サイズ1ページにしたスケジュール帳を自分で作って、ルーズリーフに印刷しています。自作すれば安いし、自分の使いやすいレイアウトの手帳をつくることができます。


普通の書き方

「明日の午前10時にミナト銀行の説明会、午後2時に山本商事の面接がある」という場合、手帳には、このように書いている人が多いと思います。

10:00 ミナト銀行
14:00 山本商事
これだと内容や場所がわかりません。少しの件数であれば記憶できますが、週に10社以上訪問するような時期は、とても覚えられません。そのため、「何しに行くのか」「最寄り駅はどこか」、別の資料を見なければいけません。
手帳で明確にしておくほうが準備や行動が簡単です。


【ポイント1】 訪問の目的と場所を追加しましょう。

10:00 ミナト銀行(説)@丸の内
15:00 山本商事(1)@虎ノ門
と書けば、手帳を見ただけで、準備する内容や移動方法を考えられます。
(説):説明会、(1):1次面接、(2):2次面接、(GD):グループディスカッション、(役):役員面接というように、自分なりの略語をつくっておけばいいでしょう。
また、訪問先の地図をスケジュール帳に貼っておく(orはさんでおく)と、手帳だけで移動できます。


【ポイント2】 行き先、訪問先を書く

10:00 ミナト銀行(説)@丸の内 →2階会議室
15:00 山本商事(1)@虎ノ門 →人事部池田さん
こう書けば、どこに向かえばいいのか、誰あてに訪問すればいいのか、わかります。
会社について、あわてなくて済みます。


【ポイント3】 出発時間を書く

家を何時に出ればいいのか、決めて手帳に書きます。決めておくことで、朝あわてずに安心して行動できます。学生時代これを先輩に教わった時は目からウロコで、以来ずっと続けています。

家から40分で丸の内に着くので、8時50分には出なければいけないとします。こう書き加えましょう。

8:50 家出る
10:00 ミナト銀行(説)@丸の内 2階会議室
15:00 山本商事(1)@虎ノ門 人事部池田さん



【ポイント4】 空いた時間の作業を決める

空いた時間に何をしますか?やりたいことはいろいろとあると思います。ただ、たいていの人はスケジュール帳に書いてはいません。
しかし、それに順番をつけて、「いつやるか」確定しましょう。書くことで、「やりたいこと」を「具体的な予定」にします。

8:50  家出る
10:00 ミナト銀行(説)@丸の内 2階会議室

13:00〜14:30 都築化学&総合開発のES作成
15:00 山本商事(1)@虎ノ門 人事部池田さん
※ESはエントリーシートの略

「そのうちやりたいこと」を、「具体的な予定」に変換します。この変換のスイッチは一生使い続けます。

もちろん疲れていたら、無理せず休むべきです。その場合、緊急性がない予定は、後にずらしましょう。
でも、別の空いた時間に必ず書き込みましょう。予定をずらしても、決してなくさないこと。書いている以上、必ず実行します。人間は弱いもので、忙しいとき、書いてなければ自然とやり過ごしてしまいます。

頭に描いていることを、スケジュールに入れることで、「漠然とした希望→具体的な予定→実現」という、ものごとを実現していくプロセスを繰り返して、癖にします。癖にすると、時間管理が飛躍的に向上します。そして、行動の効率がよくなります。

会社に入った後も、仕事は常に@「予定・期限のきまった仕事」と、A「期限はないけれど、やっておいたほうがいいこと」の2種類があります。
Aを強引にでも予定表に入れていかなければ、@に追われるままに、あっという間に1年、2年と時間が過ぎていきます。
@はやるべきことも期限も明確ですから、誰でもやります。一方、Aは誰もやれと言ってくれません。自分で内容と期限を考え決定しなければいけません。その決定を、タイムマネジメントと呼びます。他人と差がつくのは、こういうところなんでしょう。

部屋の模様替え、読みたい本、見たい映画、壊れた自転車の修理、お世話になった人への礼状、、、いつも、「そのうちやりたいな」と思ったまま、やり過ごしていませんか?やるべき日時を、手帳に書いてみてはどうでしょう。

タイムマネジメントとは単なる時間のやりくりではありません。漠然とした希望やイメージを、自分の力で具体的なスケジュールにしていく不断のプロセスです。「今すぐやらなくてもいい」ことをやるのですから、背中を押すのは自分自身でしかないのです。手帳に予定を書いていくことで、「やるべきこと」を記憶し、自覚します。周囲を見ても、仕事のできる人は、よく書いています。何かしら書く。書くことでイメージを現実にする癖がついています。

就職活動は、いろんな場所に呼ばれ、不規則な行動を強いられます。慣れないことばかりで疲れると思います。
予定に追われ「忙しい忙しい」と言い続ける人と、そんな中でも空いた時間でうまく作業する人とに自然と別れていきます。
一生もののタイムマネジメントを学ぶ絶好の機会です。自分に合った方法を見つけるために、いろんなチャレンジをして下さい。
posted by career2.0 at 03:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

契約途中で辞められるか?

Q.1年契約の契約社員として、働きはじめました。3ヶ月たって、別の企業から正社員での採用の話を頂きたいのですが。できればそちらの企業で働きたいのですが、契約期間の途中の退職は、損害賠償請求されるという噂も聞きます。本当なのでしょうか?
A.まず損害賠償請求されません。

よく、法律の条文だけに基づいて、「会社側は損害賠償請求する権利がある」と説明しているサイトがありますが、恐怖心をあおるだけで現実的なアドバイスではないと思います。法律と現実は大きく違います。

■契約を確認しましょう

契約を確認しましょう。契約社員であれば、最初に契約を交わしているはずです。
もしそういう契約がなければ、明らかに違法です。いつでも辞めて結構です。

契約書があれば、そこには、例えば「期間中の契約解除(退職)は1ヶ月前には申告する」など、書いてあるかもしれません。
書いてあればそれに従うべきです。


■法律の話

きちんと法律を読めば、派遣社員や契約社員などの期間限定の契約をしている人については、「やむをえない理由」がなければ途中の契約解除はできません。
つまり、「よほどの理由がない限りは、決めた期間は働かなければいけない」、と法律上は解釈できます。
ただ、これはあくまで法律の話です。


■本当に損害賠償請求するの?

そもそも、損害賠償請求をするためには、会社は以下の条件をクリアしなければなりません。

@:具体的な損害が発生して、損害の金額が明確である
A:その損害額が、労働者側の責任で発生したことが証明されている
B:会社側は損害が発生しないような努力をしたことが証明されている
C:労働者が「やむをえない理由」でなく、「身勝手な理由で辞めた」ことが証明されている
D:会社が提示した労働条件が、間違いなく守られていたことが証明されている
  (会社側に契約違反があったなら、労働者はいつでも辞められる)
E:@〜Dをクリアしたうえで、裁判所を通じて訴訟する


以上の条件をクリアして訴訟するというのは、現実的にはほとんど考えられません。

そして、万が一訴えて、
「派遣や契約という弱い立場の人を、期間中の退職という理由で訴えた」
という噂が立ったら、その会社が今後契約社員や派遣社員を雇うのは難しくなるでしょう。


■約束はできるだけ守ろう

ここで私は期間中の退職をおすすめしているわけではありません。
契約は「約束」ですから、約束は可能な限り守るべきです。突然辞められれば会社ももちろん迷惑です。

しかし、契約社員や派遣社員は、弱い立場にいます。条件のよい環境、安定した環境を求めて転職するのは人生の切実な問題です。
切実な問題については、会社はきちんとその人と向き合って、希望をできるだけ反映させるべきだと思います。

会社側はその人たちを正社員にせず、安い給料で使っておきながら、
「途中でやめたら損害賠償だ」と脅すのは、尊敬される行為ではないと思います。

正社員にしないことで、会社は人件費が増えるリスクを減らしているのですから、
その人が途中で辞めるリスクについては、負うべきだと思います。

本当に辞めたい場合は、誠意を持って相談しましょう。
そこで、会社があなたの真剣な相談と向き合わず、会社のビジネスだけを考えて「損害賠償だ」と言ってきても、それは脅しです。
ひるむ必要はなく、辞めると宣言しましょう。それ以上会社も強くモノはいえません。

■契約社員・派遣社員になる前に

契約内容を確認しましょう。期間中の退職についてどのように規定されているのか、確認しましょう。
給与や残業、仕事内容など、少しでも契約違反があれば、ぜひ記録しておきましょう。(のちのちトラブルの時に有利になります)
契約より信頼です。
信頼を築こうとせず、人を使い捨てする会社に対しては、厳しい態度で臨むべきです。
posted by career2.0 at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きかた・退職 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

面接の前日&当日の準備チェックリスト

面接前日、緊張しますし早く寝たいとは思いますが、寝る前にこれだけは準備しておきましょう。


面接の前日

□ 着るもの(スーツ&シャツ&ネクタイ&靴下orストッキング)
  (シワはないですか?男性のズボンは折り目がきれいに入っていますか?
   クリーニングのタグはついていませんか?)

□ 靴
  (汚れていませんか?磨いていますか?)

□ 携帯電話
  (充電しておきましょう)

□ 爪を切っておく


かばんには、以下のものを入れておきましょう。

□ 相手の連絡先
  (万が一遅刻するときや緊急事態、すぐに連絡できるように。就活ノートに書いておくべき)

□ 企業の資料や自分の研究メモ
  (ホームページ、会社パンフレット、OB訪問の記録など自分のメモ、等々)

□ 提出した履歴書や経歴書、自己紹介文のコピー
  (面接官が読む資料は必ず自分も持っておく)

□ 面接のよくある質問&自分の答え

□ 会社に聞きたいこと
  (「最後に質問は?」と聞かれて、「ありません」はさびしい)

□ 地図&乗り換え案内
  (行きかた&所要時間は知っておきましょう。10分前には絶対着くように移動する)

□ 筆記用具&手帳・メモ帳

□ 折りたたみ傘(降水確率が高い場合)
  (天気予報は見ておきましょう)

□ ティッシュ&ハンカチ

□ メイク用具(女性)

□ 換えのストッキング(女性。電線すると痛々しい)

□ 整髪料
  (風が強い日は、髪型が崩れます。一旦セットしなおして面接に臨みましょう)



以上を準備できれば、面接時間を確認して、早く寝ましょう!


当日の出発前


□ 昨日チェックした荷物は持ちましたか?
  (時間があればもう一度確認)

□ 身だしなみはOKですか?
       ○服が汚れていない
       ○えりが曲がっていない
       ○ネクタイはまっすぐ
       ○髪型はOK
       ○クリーニングのタグがスーツについていない

□ メイクはOKですか?(女性)

□ ヒゲは剃りましたか?(男性)

□ 携帯、財布、時計、ハンカチは持ちましたか? 

□ 会社までの行き方はわかっていますか?


では、鏡の前で一度笑顔をつくって、面接に出かけましょう!

会社訪問のマナーについては、こちらの記事を参考にして下さい。
会社訪問の基本マナー10項目
posted by career2.0 at 00:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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